回答者 : 転職相談.jp編集長
メーカー系システムインテグレータに就職後、国内大手コンサルティング会社に転職。 2003年に株式会社Hayakawaを設立、自社及びクライアント企業において数多くの転職希望者との面接を経験。また、同時に経済産業省後援の起業家支援プロジェクトDREAMGATEに専門アドバイザーとして参加し、数多くの起業希望者から相談を受ける。 転職希望者、起業希望者から受ける相談及び面談件数は年間百件を超える。

きよしさんはじめまして。ご相談ありがとうございます。さて、それでは早速ですが回答させて頂きます。

きよしさんが今の仕事に不安があり、いずれ転職しようと考えているのであれば、出来るだけ早目に行動したほうが良いと思います。転職先として現在の知識、経験を生かせる土木系を検討されていないということであればなおさらです。30代になると未経験職種への転職は難しくなると考えて頂いて間違いありません。

但し、転職先選びについてはもう少し慎重に検討されたほうが良いと思います。現在は、三交代の工場を検討されているようですが、「大手の工場なのでつぶれることがない」「毎年5,000円の昇給がある」という観点で選択されるのは危険です。大手であれ、業績が悪化すれば工場を閉鎖や休業することがありますし、業績が好調でも労働力の安い海外へ移転する場合があります。昇給に関しても同様で、今の仕組みが保障されている訳ではありません。

きよしさんが定年の65歳まで働くと想定すると、今後30年以上どこかで仕事をすることになります。これから選ぶ仕事は「自分が本当にしたい仕事は何か？」を中心において考えて頂ければと思います。

その結果が大手の工場になるのであれば、給料が下がっても気にする必要はありませんし、何か辛いことがあったとしても乗り越えていけるはずです。

仕事を選ぶということは、人生の大半を過ごす時間の使い方を決めるということです。それは何かをもう一度じっくりと考え、行動に移して頂ければと思います。