やりがいを求めて転職するのはアリ? -仕事に「やりがいがない」と感じたときの対処法-

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転職でやりがいは回復できる? やりがいを求めて転職するのはアリ?

仕事にやりがいを見出すことができないとき、思わず「転職したい」と感じる方は多いでしょう

働いていると、楽しいこともあれば、つらいこともあります。「やりがいがないという理由で転職をしていたらキリがない」「やりがいを感じられないのであれば、感じられるような工夫をするべき」ということも、世間一般では広く言われています。

しかし、今現在、自分が仕事にやりがいを感じられていないことは、まぎれもない事実。その事実を否定して、やみくもに我慢をすることは、精神的にも、仕事のパフォーマンス的にも最善の方法ではありません。とはいえ、やりがいを求めて転職することが、どのようなときにもベストの解決方法ではないことも確かです。

本特集では、仕事に「やりがいがない」と感じたときの対処法と、転職によってやりがいを回復しやすいケース、注意したいケースを解説します。

なぜやりがいを感じられないのか?まずは理由を分析しよう やりがいを求めて転職するのはアリ?

仕事にやりがいを感じない理由は、人それぞれです。まずは、「なぜ、自分は今の仕事にやりがいを感じられないのか」、その理由を明確にしましょう。

仕事にやりがいを感じられないおもな理由
仕事の内容がつまらない
会社に将来性を感じない
給料が低い
頑張っても会社から評価されない
成果を上げることができない
人間関係が上手くいっていない

他にも思いつく理由があれば、すべてリストアップしてみましょう。そして、1つ1つの理由について、原因を突き詰めていきます。
例えば、「仕事の内容がつまらない」ことが、やりがいを感じられない理由なのであれば、「なぜつまらないのか(Why?)」「どうすれば解決できるのか(How?)」を考えます。

  • 仕事がつまらない

  • なぜ(Why?)

  • 興味が持てないから

  • 興味を持つにはどうする(How?)
    A案勉強してみる
    B案うまくやっている人を参考にする(観察する、本人に話を聞く)
    C案仕事の内容を変える
  • C案を採用するとしたら?
    1. 仕事内容について改善案を出してみる
    2. 配置替えや部署移動を申請する
    3. 転職する

このように考えていくと、やりがいを感じられないときの対処法は、必ずしも1つではないことに気づくでしょう。「転職」も解決策の1つになりますが、それ以外に有効な方法が見つかるようであれば、まずはそちらから取り組むほうがベターです。

転職によってやりがいを回復しやすいケースとは やりがいを求めて転職するのはアリ?

転職によってやりがいを回復しやすいケースとは・イメージ

仕事にやりがいを感じられないとき、転職で解決できるかどうかには一定の法則性があります。

例えば、給料や残業時間、企業の業績の伸びなどが、やりがいを失わせる原因となっている場合。これらの項目は、数字で表すことができる「定量的」な原因です。他にも、通勤距離や、販売職・営業職などが扱う商材(商品やサービス)も、転職の前後でどのように変化するかがわかりやすい項目と言えるでしょう。

「給料水準を上げたい」「残業の少ない仕事に就きたい」「会社が業績不振で先行きが不安」「通勤時間を短くしたい」「会社が扱っている商材を自信を持って売ることができない」―――このようなケースでは、転職をすることで、やりがいを下げていた原因を取り除ける可能性が高くなります

転職によってやりがいを回復しにくいケースとは やりがいを求めて転職するのはアリ?

反対に、成果があげられない・評価されない・人間関係が悪いなど、人によって判断基準が異なったり、数字で表しにくかったりする「定性的」な理由の場合は、転職で問題を解決しようとする際に注意が必要です。まずは「Why?」と「How?」を何度も繰り返すことで、原因をしっかりと分析し、転職が有効な解決手段となるかどうかを見極めましょう。

例えば、評価されないことが原因でやりがいを感じられない場合、「自分は具体的にどのような評価を受けているのか」「評価する相手の価値判断基準はなにか」という2つを正確に把握していなければ、その評価が正当なものか不当なものかさえわかりません。不当な評価を改善する余地があるのかどうかも、現在の評価と評価基準、そして、転職先の評価と評価基準を知らなければ、答えることができないでしょう。

転職によって、一時的に社内の評価や人間関係をリセットすることは可能です。しかし、このような原因の分析ができていないと、最悪の場合、転職先でも同じ状況に陥ってしまう可能性があります。定性的な理由でやりがいを感じられないときこそ、慎重に状況を分析する必要があるのです

一人で悩まないことも大切 やりがいを求めて転職するのはアリ?

一人で悩まないことも大切・イメージ

一人では「やりがい」が何なのか、わからなくなることもあるでしょう。そのような場合には、第三者からアドバイスをもらうことも有効です。

家族や友人・知人、転職エージェントのキャリアアドバイザー等に相談しながら、自分が仕事に対してどのようなやりがいを求めているのかを整理していきましょう

特に、転職のプロである転職エージェントのキャリアアドバイザーは、自分一人ではなかなか見えてこない、自分の興味ややりがいについて、新しい視点を提示してくれることがあります。一人だけで考えず、周囲の意見にも耳を傾けながら転職について考えていきましょう。

キャリアアドバイザーの対応に定評があるおすすめの転職エージェント

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やりがいを求めるのは自然なこと やりがいを求めて転職するのはアリ?

仕事に「やりがいがない」と感じるのは、やりがいを持って生き生きと仕事をしたい気持ちの裏返しでもあります。働くことにやりがいを見出したいと思うのは、社会人として当然の願いでしょう。

ただし、人間のモチベーションには波があります。たまたま、一部の歯車がうまく噛み合わないことで一時的にやる気が下がっているだけの状態であれば、安易に転職をしないほうがいい場合もあります。

やりがいを求めて転職するかしないか、それを見極めるためにも、自分が考えるやりがいとは何なのか、転職により、そのやりがいを回復できるのかどうかをしっかりと分析し、決断しましょう。

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