ハローワークの使い方 -転職でハローワークを利用するメリット&デメリットとは?-

ハローワークの使い方 -転職でハローワークを利用するメリット&デメリットとは?-・メインイメージ

ハローワークは在職中の転職希望者も利用可能 ハローワークの使い方 -転職でハローワークを利用するメリット&デメリットとは?-

ハローワークは在職中の転職希望者も利用可能

ハローワークは、国(厚生労働省)が運営する職業紹介所。日本全国に設置されており、無料で求人検索や職業相談ができる公共機関です。失業をした方が利用するものというイメージを持っている方もいるかもしれませんが、ハローワークは転職を希望している方でも利用可能です

ハローワークには国が運営しているからこそのメリットもある反面、利用する前に知っておくべきポイント(デメリット)もあります。本特集ではハローワークの基本的な利用方法を解説しながら、ハローワークを利用する際のメリット・デメリットについて紹介します

ハローワークの使い方 ハローワークの使い方 -転職でハローワークを利用するメリット&デメリットとは?-

ハローワークの使い方・イメージ

ハローワークは「求職者登録」を行うことで、求職中の方や新卒者はもちろん、転職希望者も利用することができます。求職者登録を行わなくてもインターネットでの求人検索・閲覧は可能ですが、中には、ハローワーク求職登録者のみ閲覧できる求人もあります。また、窓口での相談や求人への応募には求職者登録が必須となるので、いずれにしても先に登録を済ませておいたほうがいいでしょう。

求職者登録の方法

ハローワークで「求職申込書」を記入し提出することで、簡単に求職者登録をすることができます。登録が完了すると、求職者番号が割り振られ「ハローワークカード」が発行されます。
求職申込書はハローワークに用意されていますが、事前にダウンロードしたものを記入し持参する方法もあります。また「求職情報仮登録」を利用すれば、パソコン上からも手続きが可能です。※ただし求職者情報仮登録をした場合にも、1週間以内にハローワークに訪れる必要があります。

求職者登録時に持参するもの
  • (求職情報仮登録をしていない方)求職申込書
  • (求職情報仮登録をした方)仮登録番号がわかるもの

希望条件を伝える

求職申込書には、住所・氏名などの基本的な情報に加え、学歴・今までの職歴、希望する求人内容などを記載します。加えて、ハローワークカード発行時に職業相談を行い、自身の希望する条件を伝えておくこともできます。

求人への応募方法

ハローワークでは、求職者の希望に沿って一緒に求人を探してくれたり、履歴書・職務経歴書の添削をしてくれるサポートはありますが、基本的には自身で希望に合った求人を検索し応募する必要があります。応募する際にはハローワークへ行って「紹介状」をもらい、応募書類と一緒に応募先企業へ送付します。

ちなみに、ハローワークカードは、求職者自身の情報を公開するかどうか選択できます。ハローワークカード作成時に「情報を公開する」にチェックしておくことで、求職者の経歴が企業に公開され、それをもとに企業からスカウトがくることも。勤務先・住所・氏名・年齢などの個人情報は伏せたまま公開されるので、少しでも多くの求人にアクセスしたい場合は公開しておくことをおすすめします。

ハローワークのメリット ハローワークの使い方 -転職でハローワークを利用するメリット&デメリットとは?-

ハローワークの使い方・イメージ

求人数が多い

公共の機関であるハローワークには、日本全国の求人が掲載されています。雇用側の企業は無料で求人情報を掲載できるため、求人が集まりやすいのが特徴です。選択肢が多い分、希望に合った求人を見つけやすい点は、ハローワークのもっとも大きなメリットでしょう。

地方の求人や地元の求人が豊富

地方・地元の求人が豊富な点も、ハローワークを利用するメリットです。全国に拠点を持つハローワークには、地元の求人が集まりやすいため、「UターンやIターンをして地元・地方の企業で働きたい」という方にもおすすめできます。

職業訓練等が無料で受けられる

職業に必要な技能や知識を身につけるための「職業訓練」を、無料で受けることができるのもハローワークのメリットです。職業訓練はさまざまな内容が用意されており、資格取得の勉強やパソコンスキルを磨くために活用することができます。

ハローワークのデメリット ハローワークの使い方 -転職でハローワークを利用するメリット&デメリットとは?-

募集企業の質にバラつきが大きい

求人情報を無料で掲載できることで求人数が多くなる点はメリットと言えますが、反対に就業環境の悪いブラック企業などが、紛れ込んでいることも考えられます。

そのため、ハローワークの求人に応募する際には、事前に就業条件などをしっかり確認しておきましょう。求人票の条件などに不明点がある場合には、ハローワーク職員の方を通して企業に問い合わせることも可能。また、応募の段階だけでなく、面接時や雇用契約時にも、しっかりと業務内容や就業条件を確認することが必須と言えます。

企業の調査精度が低め

民間の転職エージェントでは、求人情報を掲載したい各企業に担当者が詳細なヒアリング(業務内容や条件等)を行います。一方、ハローワークでは、掲載を希望する企業に対し、担当者が現地訪問を行ったり、希望する人材や業務内容の詳細を確認するケースはほとんどありません。そのため、雇用契約後に「ハローワークの求人内容と業務内容・条件が違った」などのトラブルが起こるケースもあります。

注意したい求人の特徴
  • 常に募集がかかっている求人(入れ替わりの激しい企業の可能性あり)
  • 大量採用をしている求人(人がたくさん辞めていく企業の可能性あり)
  • 条件が良すぎる求人(残業代が支払われない、ハードな労働環境、入社後の昇給がない等の可能性あり)

ハローワークと転職エージェントの併用がおすすめ ハローワークの使い方 -転職でハローワークを利用するメリット&デメリットとは?-

ハローワークの使い方・イメージ

ハローワークは、国民の雇用を安定させるための機関です。求人数は対応エリア面でのメリットはあるものの、求人の質のばらつきや、紹介先企業の情報の正確さの部分でのデメリットもあります。

ハローワークのデメリットをカバーし、少しでも有利に転職を進めるには、民間の転職エージェントの併用がおすすめ。転職エージェントも、ハローワークと同様に無料で利用することができます。
転職エージェントでは、専属のキャリアアドバイザーが付き、定期的に希望条件に合った求人を紹介してくれます。加えて、面接日程の調整や模擬面接、給与交渉などもサポートしてくれるので、転職を考えている方は登録しておいて損はないでしょう。

ハローワークと転職エージェントのどちらにも登録しておくことで、転職先の選択肢が増えます。ぜひ、どちらも併用しながら「いいとこ取り」をして転職活動を進めてみてはいかがでしょうか。

ハローワークとの併用におすすめの転職エージェント

リクルートが運営する転職エージェントの最大手。圧倒的な求人数と、幅広い業界・企業へのコネクションを誇る。キャリアアドバイザーにもベテランが多く、求人紹介に加えて、スキルの棚卸しや今後のキャリアプラン等の転職相談にも丁寧に応じてくれる。未経験からの転職を目指す場合は登録しておきたい。

総合人材サービス企業パソナが運営する大手人材紹介サービス。派遣ビジネスで培った企業とのコネクションを活かし、4万6,000件以上の豊富な求人数を誇る。求人の紹介に加え、転職者のキャリア相談、スキル・経験の整理、模擬面接など、転職にまつわる様々なサポートを提供。キャリアアドバイザーのサポート力の高さにも定評がある。

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