失敗する転職理由とその対策

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転職は今の自分をもう一段階ステップアップするための最も有効な手段の一つです。ただし、転職すれば必ず充実した日々が送れるかというとそういう訳でもありません。転職に対する考え方がしっかりしていないと転職に失敗してしまう事もあるのです。

転職対策室の第一回は、失敗する転職理由とその対策について考えていきます。転職に失敗する原因とその対策を知ることが転職を成功させるための第一歩です。

失敗する転職理由とその対策 失敗する転職理由とその対策

失敗する転職理由 : その1 仕事がつまらない

今の仕事がつまらない、やりがいがないというのは転職する大きな理由の一つです。但し、これを全面に出した転職はなかなか成功しません。企業の人事担当者の立場に立って考えた時、ただ仕事に不満があるという理由だけで転職を希望する人が魅力的に写るでしょうか?答えはNOです。

例え仕事がつまらない事が転職の理由だとしても、つまらない仕事を変えるための努力をしていなければ、その人は仕事を楽しむ努力をしない人だと思われてしまいます。
まだ転職をしていない人は、まずその努力をしましょう。転職を考えるのはそれからでも決して遅くはありません。

失敗する転職理由 : その2 人間関係がうまくいかない

社会で働く以上、必ずついて回るのが人間関係です。それは転職する前も転職した後も変わりません。つまり、転職したからと言って人間関係がうまくいくという保証はないのです。もちろん転職すると一度人間関係がリセットされる訳ですから、新しい職場で良好な人間関係を築く事ができる可能性も十分にあります。

決して忘れてはいけないのが、人間関係は勝手に作られるものではなく、自分で作り上げるものであるという事です。人間関係を理由に転職する人は、自分自身にも努力が必要な事を肝に銘じ、転職先での人間関係作りに取り組みましょう。

また、転職理由に人間関係を持ち出すのはイメージが良くありません。
キャリアアップや自己実現等ポジティブな転職理由を説明できるようにしておきましょう。

失敗する転職理由 : その3 給料が下がった

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給料は自分の仕事に対する対価ですからダウン提示はなかなか受け入れ難いものです。ただ、現代は以前のように年功序列で右肩上がりで給料が上がり続けていた時代ではありません。つまり、転職しても給料が上がる事もあれば下がる事もありえるのです。

例えば、現在景気の良い金融業界に転職すれば、短期的には給料が上がるかもしれません。ただ、また景気が悪くなれば一番大きな影響を受けるのが金融業界であり、例え今は良い条件で採用されたとしても、状況によってダウンする可能性は十分にあるのです。大切なのは目先の給料ではなく将来の事まで考えた生涯賃金と、その仕事の本当にやりたいかどうかだという事を忘れないようにしましょう。また良い仕事をし、評価されれば給料は後からでも必ずついてきます。

また、転職理由として説明する場合は、単に給料が下がったという理由ではなく、将来を見据えた上で自分のキャリアプランを考え、転職したいと考えている旨をアピールしましょう。

失敗する転職理由 : その4 部署が変わった

部署異動になり、業務が変わることは職場での大きな変化です。ただ、異動先でどのような仕事をするかを確認せずに転職を考えるのは少し気が早いと言えるでしょう。会社で働いている限り部署異動は必ずありますからその度に転職していたのではきりがありません。

まずは一度働いてみる。そして、その業務が自分が描くキャリアと異なる事が明確になった段階で転職活動をスタートさせましょう。そうすれば部署が変わったことを転職理由とする根拠も明確になるので、転職活動もスムーズに行えるでしょう。

失敗する転職理由 : その5 体力・精神力の限界

重要な仕事やリスクの高い仕事を任されると精神や肉体が極限状態まで追い詰められる事があります。何をするにせよ一番大切なのは自分自身の体や心ですから、そういった状態が続くと転職を考えても全く不思議はありません。

ただ、転職する前に部署を異動する事などで状況を改善できないか?仕事をもっとシェアして負担を減らせないか等を考えてみることも大切です。これらの選択肢を考えた上で改善が見込めないのであれば自分の体と心を守るためにも迷わず転職を検討しましょう。

その人のポジティブさを感じられるならネガティブな理由での転職でもOK 失敗する転職理由とその対策

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転職で失敗する代表的な5つの理由をご説明しましたが如何でしたでしょうか?

内容を見ると、ネガティブな理由で転職を否定しているようですが決してそうではありません。転職するからにはなんからの不満がある訳ですからネガティブになるのは仕方がありません。大切なのは、ネガティブな理由の中にでも、その人のポジティブさを感じられるかどうかです。

どんな時でも前向きに!その姿勢は面接官にも必ず伝わります。それが転職活動を成功させるための第一歩になるのです。

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