仕事を辞めたいときの対処法。転職前にやっておくこととは?

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仕事を辞めたい。転職する前にやっておくべきことは?

社会人であれば、誰もが一度は「仕事を辞めたい」「転職したい」と感じることがあるのではないでしょうか。
「職場の人間関係に疲れてしまった」「仕事で失敗して自信がなくなった」「残業や長時間労働で人間らしい生活ができない」など、仕事を辞めたい理由は人それぞれです。

しかし、辞めたいと感じたとき、後先考えずに転職や退職を決めてしまうことは、必ずしも良い結果にはつながりません。一方で、仕事を辞めたいと思う気持ちを、すべて「甘え」や「現実逃避」と決めつけてしまうことも賢明ではないでしょう。場合によっては、転職に踏み切ることで、現職での問題を解決したり、新しいキャリアを築くことができる可能性があるためです。

そこで今回は、「仕事を辞めたいと思うとき」にスポットを当て、本当に辞めるべきかどうかを判断するポイントと、辞める前にやっておきたい種々の対策について解説します。

仕事を辞めたいと思うのはどんなとき?

転職を考える場合、最初に行っておきたいのは、自分が仕事を辞めたい理由を、今一度、はっきりさせておくことです。

◆仕事を辞めたいと思うおもな理由
  • 人間関係(いじめ、パワハラ、セクハラ、仲の悪い上司・同僚・後輩がいるetc.)
  • 社内の雰囲気(社風が合わない、会社の理念や経営方針に賛同できないetc.)
  • 年収・給料(同業種や同年齢の相場よりも年収が低い、残業代が支給されないetc.)
  • 仕事内容(やりたい仕事を任せてもらえない、業務内容に興味を持てない、能力の不足etc.)
  • 労働環境(長時間労働、休日出勤や時間外労働が多い、通勤時間が長いetc.)
  • 社内での待遇(頑張っても評価されない、昇給がないetc.)
  • 会社の業績・将来性(会社の業績が伸び悩んでいる、給与の支払いが遅れているetc.)
  • 家庭の事情(親の介護、家族の病気、出産・育児etc.)

次に、それが転職(環境が変わること)によって解決できる問題かどうかを考えてみましょう。

一般的には、数字で表すことができる「年収・給料」や「労働環境(労働時間など)」「会社の業績・将来性」等は、転職前後での違いを把握しやすい項目です。求人をチェックする際も、現職と比較してどの程度改善する余地があるのかを容易に調べることができるでしょう。
これらの項目が、同業界や同業種の平均などから見て、あまりにも不当であれば、転職することによって問題を解決できる可能性は高くなります。まずは業界・業種の平均、他社の求人情報などをチェックして、現在の自分の状況と比較してみましょう。

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MIIDAS(ミーダス)

パーソルキャリアが運営する転職サイト。200万人以上の年収データと7万人以上の転職実績データをもとに、職業別・年齢別・学歴別の適正年収を調べることができる。サイトの案内に沿って、年齢・性別・学歴・業種・職種等を回答していくと、自分と似たキャリアを持つビジネスパーソンがどの程度の年収で転職しているか、志望する業界にどのような人材が受け入れられているか等をチェック可能。また、企業側の募集条件とマッチングさせることで、自分の経歴に興味を持っている企業がわかるうえ、現在のスキルやキャリアによっては、書類選考不要の「面接確約」オファーも受けることができる

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一方で、「人間関係」「社内の雰囲気」「仕事内容」「社内での待遇」「家庭の事情」などが仕事を辞めたい理由となっている場合は、やや慎重さが求められます。これらは、数字で表せる項目と比べると、転職先の情報を正確に把握することが困難です。人によって、考え方や受け取り方にも差が出るので、現職と転職先を比較することも、より困難と言えるでしょう。
これらの項目が仕事を辞めたい原因である場合は、まず、現状を整理することから始めましょう。なぜ人間関係に問題が起きているのか、なぜ頑張っても評価されないのか等、思い当たる理由(と、その状況の改善に役立つ方法)を、ある程度深掘りしておかないと、転職先でも同じような問題を抱えてしまう可能性があります。
自分だけでは、客観的な状況整理が難しいと感じたら、家族や友人・知人、人材紹介会社などの第三者に、転職の是非について意見を求めても良いでしょう

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リクルートエージェント

転職成功実績No.1を誇るリクルートの人材紹介会社。圧倒的な求人数と、幅広い業界へのコネクションを誇る。キャリアアドバイザーによる求人紹介のほか、業界別の転職動向や応募企業の社風などを網羅したエージェントレポートを無償で提供。応募書類作成アドバイスや、面接日程の調整、面接力向上セミナー等のサービスも提供している

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仕事を辞める前にやっておきたいこと

◆現在の職場で状況が改善できないか考える

転職は、仕事における問題解決の方法として、一定の効果があります。しかし、会社を変えて一からスタートするという決断には、ある程度のリスクが伴うことも事実です。
辞めたい理由を整理する際は、原因となっている問題を社内で解決する手段はないかも、あわせて考えましょう。例えば、人間関係がネックとなっているのであれば、上司に相談して人事異動や配置換えを検討してもらったり、セクハラやパワハラは専門窓口に相談するといった方法もあります。

◆次の就職先を見つけておく

仕事を辞めたい気持ちが強いと、どうしても、すぐに退職する方向に気持ちが傾きがちです。しかし、退職は、できれば次の就職先を見つけてからのほうがベター。その理由は、退社後に収入が途絶えるリスク(雇用保険の失業手当を受給する場合も3ヶ月間の給付制限がある)を回避できるためです。また、転職活動においても、離職期間のないほうが企業の心象は良くなり、選考に有利に働きます
ただし、中には「体調を崩している」「給料が支払われない」など、一刻も早く退職をしたほうが良いケースもゼロではありません。ご自身の健康や経済状況なども加味したうえで、緊急度と離職のタイミングを計るようにしましょう。

◆現職で実績をつくる、スキルアップをする

仕事を辞めたい思いはあるものの、緊急度が低く、すぐに転職をするほどではない、という場合は、いつか転職する場合に備えて、地固めをしておく方法がおすすめです。今の仕事で業績を上げたり、自主的に勉強するなどしてスキルアップを心がけることで、ビジネスパーソンとしての自分の価値を上げておくと良いでしょう。
長期的なキャリア計画を練ると、今後のビジョンが明確になり、現在の問題が小さいものに見えてくる場合もあります。また、実際に転職活動をスタートする際も、前向きなかたちで転職理由や志望動機を練ることができるでしょう。

「仕事辞めたい」は、自分のキャリアと働き方を見直すサイン

今の仕事内容や働き方に疑問を感じて「仕事を辞めたい」と悩むことは、ビジネスパーソンであれば、大なり小なり誰もが経験します。

家族や友人に不満を漏らすなどして、辞めたい気持ちを上手に発散できる場合は、転職までは考える必要はないかもしれません。しかし、中には深刻な状況に陥り、なんとか状況を改善したいと思う中で、解決方法としての転職を考えている方もいらっしゃるでしょう。

辞めたい理由が転職によって解決できる場合や、緊急度の高い問題が起きている場合は、転職によって新しい生活をスタートしたり、自分の健康や生活を守ることができます。
また、辞めたいという思いをきっかけに、今後のキャリアや仕事との付き合い方について真剣に悩むことも、ビジネスパーソンとして決してマイナスにはならないでしょう。実際に転職すべきかどうかは、個々の状況と判断により異なりますが、労働人口の減少や働き方改革がクローズアップされている現在、「仕事」や「働き方」の選択肢は1つではありません。

仕事を辞めたい気持ちをネガティブにとらえず、社会人としての自分の在り方を問い直すためのメッセージとして、前向きに受け止めてみてはいかがでしょうか。