回答者 : 転職相談.jp編集長
メーカー系システムインテグレータに就職後、国内大手コンサルティング会社に転職。 2003年に株式会社Hayakawaを設立、自社及びクライアント企業において数多くの転職希望者との面接を経験。また、同時に経済産業省後援の起業家支援プロジェクトDREAMGATEに専門アドバイザーとして参加し、数多くの起業希望者から相談を受ける。 転職希望者、起業希望者から受ける相談及び面談件数は年間百件を超える。

たくろう　様

ご相談ありがとうございます。転職相談.jp編集長の早川です。

結論から申し上げると、しっかり心を落ち着け、状況を整理したほうが良いと思います。
現在の状況のまま転職活動を行ってもまずうまくいかないでしょうし、転職できたとしても、転職を通じて現在の悩みを解消し、前に進んでいく転職にはならないはずです。

なぜそういう結論になるのか、答えを見る前にたくろうさん自身で考えてみてください。

まず以下の質問について一度考えてみていただければと思います。

この質問に一つ一つ明確に答えがあるなら、たくろうさんは客観的に今の状況を分析できていると言えるでしょう。それがしっかりできているのであれば転職に成功する可能性もあると思います。
ただ多分たくろうさんはどれかの項目の回答につまるはずです。

まず、もし今の仕事をそれほど強い思いがなく選んだのであれば、その点はしっかり反省し、次は長く働ける仕事、多少辛くても頑張れる仕事は何かしっかり考えましょう。それは最終的には営業になるのかもしれませんが、理由は転職しやすいからとはならないはずです。

また研究開発する上で現場を知ることはアドバンテージになるはずです。本当に研究開発したいのであれば、現場での1年という期間は無駄にはならないはずです。

たくろうさんは仕事を通じて何を実現したいのでしょうか？仕事は給与が全てではありません。むしろ給与だけで仕事を選んでしまうと多くの人が失敗します。もちろん一定の給与や昇給がなければモチベーションが上がらないのはわかりますが、業績を上げて、それでも給与が上がらないならその時点で、その業績を武器に転職すれば良いのです。

薄給激務ということですが、どの程度の残業時間があり、仕事が大変なのかはわかりませんが、法律を逸脱する働き方は論外としても、入社一年目で会社に何の貢献もできていない状態で高給を望むのはナンセンスです。

私は一年目での転職を否定はしている訳ではありません（実際私も約一年で転職しています）。ただその際の理由は会社が異常なブラック企業でない限りは、自分自身に理由を求めるべきであり、その反省があるからこそ二社目での成功があると考えています。

たくろうさんの考えはご相談を拝見する限り、自分に甘えがあるように思います。最低限上記の項目について、明確に答えが出るまでは転職をしないほうが良いでしょう。
この機会にもう一度冷静になって考えてみてもらえれば幸いです。それが結果的にたくろうさんにとってプラスになるはずです。

厳しい回答になり、申し訳ありませんが、たくろうさんが良い選択をし、未来を切り開いていけるよう心から願っています。