第二新卒の転職事情

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第二新卒は転職に有利という現実 第二新卒の転職事情

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アベノミクスを背景に、日本では景気低迷時と比較すると、大幅な円安が進行。また日本銀行が過去に例を見ない量的緩和政策を推進など、金融マーケットから日本の景気も支えており、今も基本基調は崩れていません。

そんな中、活況を見せているのが第二新卒の転職市場です。景気回復を背景に新卒求人も回復しており、大卒就職率も非常に高い数値を記録していますが、就職率の高さと自分がやりたい仕事、いきたい会社に行ける率は比例しません。実際には内定が出た事で就職活動を辞め、実際に就職した後に、理想と現実のギャップに気付き、転職活動をする人は増加する傾向にあります。

その一方で、企業では近年、第二新卒の採用に力を入れており、第二新卒で転職を希望する人にとっては、非常に良い状況が続いています

企業が第二新卒の採用に力を入れる理由は、第二新卒は社会人としての一般常識や知識をある程度身に付けた状態で、採用出来るわけですから、ゼロから新卒採用する場合と比較しても大きなメリットがあるためです。

また、第二新卒での転職は、企業側だけでなく転職希望者にとっても、一般の転職活動に比べると大きなメリットがあります。 そのメリットとは、企業の採用担当者は第二新卒を、実務能力ではなく、あくまでポテンシャルを重視して採用を行う点です。これは実務能力を重視される一般の転職活動と第二新卒の転職が、大きく異なる点と言えるでしょう。

つまり、企業はあなたの成長性を考慮し、採用してくれる可能性がある訳です。新卒での就職活動がうまくいかなかった人でも、社会人としての経験を積んだことで仕事に対する考え方や取り組み方は変わっているはずです。企業がその取り組み方の変化をポジティブに評価してくれた場合、新卒で採用されなかった企業、職種へのリベンジ転職も十分可能と言えるでしょう。

「どうしても会社の風土に馴染めない」
「新卒での就職活動に悔いが残っている、もう一度狙っていた企業にチャレンジしたい」
「何となく大手がいいと思って就職したけど年功序列でこのままでは実力がつかない、活気のあるベンチャーに転職したい」

といった思いを抱えている人は、第二新卒での転職を検討する価値はあります。

本特集では、第二新卒の転職を成功させるためのポイントをわかりやすく解説。転職活動をする上で役立つサービスもピックアップしてご紹介します。

Pick Up

企業の第二新卒採用担当者がチェックするポイント 第二新卒の転職事情

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第二新卒に対する求人が比較的安定していることは事実ですが、決して容易に採用されるというわけではありません。企業の採用担当者にも第二新卒に対する要望やチェックポイントが有り、そのポイントをチェックしています。何人採用するというより、良い人がいれば人数に関わらず採用するというのが、多くの企業の採用スタンスです。
それでは、企業の採用担当者がチェックするポイントを具体的に見ていきたいと思います。

第二新卒に求められる能力

1.コミュニケーション能力
営業、マーケティング、IT、デザイン、販売など、世の中には多くの業種がありますが、全ての業種で求められるのがコミュニケーション能力です。相手の意図を理解できるか?相手に不快感を与えない気配りができるか等、コミュニケーション能力は第二新卒の転職でも必須の要素です。
2.ビジネスマナー
ビジネスマナーの身に着けているかどうかは第二新卒と新卒の大きな違いでもあります。目上の人やお客様に対する言葉遣いや礼儀、またTPOをわきまえた服装も大切なビジネスマナーです。
3.ポテンシャル
第二新卒に企業が求めるのはポテンシャルです。企業は転職から数年後の活躍を期待して採用します。その可能性を図る一つのものさしが転職に対する姿勢です。「今の仕事が嫌だから、辛いから」という転職理由ではなく「自分の夢を実現させるため」「自分をステップアップさせるため」に第二新卒での転職を考えているという姿勢が大切です。また、転職後、仕事にどう取り組んでいくのかをしっかりと伝えることができれば更に評価は高まるでしょう。

これらの3項目がしっかり準備しておけば、第二新卒での転職活動を有利に進めることができます。そして、最後に必要なのは熱意です。業務の知識や実務経験は熱意があれば転職後でもカバーできます。たとえ異業種への転職であっても気にする必要はないでしょう。(※第二新卒での転職は一般の転職に比べ、異業種への転職が高くなる傾向があります。)

第二新卒の転職活動、最も有効な方法は? 第二新卒の転職事情

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それでは第二新卒の転職活動をスタートする際、どういった方法が適しているのかを考えていきたいと思います。

第二新卒で転職したい企業を1社に絞り込んでいる場合は、その会社のWebサイトに新卒・第二新卒採用情報が掲載されるのを待つ方法もありますが、この方法はよほど自信がある以外はお薦めできません。
第二新卒として転職活動できる期間はわずかです。目標とする企業への転職を目指す姿勢は非常に重要ですが、もう少し視野を拡げ、幅広く情報を集める姿勢を持ったほうが良いでしょう。

転職サイトは、転職希望者向けの求人情報を集める手段として最も気軽に利用できる手段です。但し、転職サイトの多くは転職に関する情報をまとめて取り扱っており、どの企業が第二新卒の求人を求めているのかよくわからないというのが実情です。

また、転職を成功させるための最も有力な手段である転職エージェントに依頼する方法がありますが、転職エージェントの中にも第二新卒の転職に力を入れていない会社があるので、どの会社に依頼するかしっかり見極める必要があります。

転職サイトを利用するにしろ、転職エージェントを利用するにしろ第二新卒に強い会社を選ぶことが、転職活動を成功させるための第一歩になるのです

現在のところ第二新卒に強いのは、リクルートエージェントパソナキャリアリクナビNEXTでしょう。この3社は早くから第二新卒にフォーカスした転職支援を手掛けています。どちらも利用料は無料なのでうまく活用すると良いでしょう。下記はそれぞれのサービスの特徴です。

転職紹介実績No.1を誇る転職エージェント。第二新卒の転職にも力を入れており、第二新卒の転職事情、実際にリクルートエージェントを利用し、転職活動を成功させて事例等、様々な情報を提供。第二新卒での転職を考えているユーザー必携のサイトの1つ。

第二新卒求人件数 約500件(公開求人のみの件数)
利用方法 無料会員登録

転職エージェント大手。総求人数は1万件以上と国内トップクラス。転職の際役立つ基礎知識やケーススタディ等の情報も充実。転職に関する質問に回答してくれるキャリアコンサルタントの質も高い。

第二新卒求人件数 約500件(公開求人のみの件数)
利用方法 転職コンサルタントへの対面相談(無料)

リクルートが運営する国内最大級の転職サイト。自分で転職先を探すことも、企業からのスカウトオファーを待つことも可能。

第二新卒求人件数 約4,900件
利用方法 無料会員登録・スカウトメール

リクルートエージェントとパソナキャリアは、転職のプロであるキャリアコンサルタントに転職に関する希望や要望を相談するところからスタートします。その内容を踏まえてキャリアコンサルタントが求人をピックアップしてくれるので、効率的な転職活動を行えます。また、転職コンサルタントは転職に対する心構えや面接のポイント、改善点等もレクチャーしてくれるので気軽に相談すると良いでしょう。

編集部おすすめの活動方法は、求人数が圧倒的に多く、転職のプロのサポートが受けられる転職エージェントの活用です。転職相談.jpの転職エージェント 満足度ランキングでも高い評価を得て上位にランクインしています。
※ちなみに転職相談.jpの編集長もパソナキャリア経由で新卒1年目に電機メーカーから大手コンサルティング会社への転職を成功させています。

本気で転職したいのであれば準備を怠るべきではありません。最大限の準備をした上で、第二新卒での転職活動に臨みましょう。

人生は1度だけ!3年、5年先の自分が後悔しない選択を 第二新卒の転職事情

今の会社で頑張るか?第二新卒として転職活動をするか?それとも一般枠で転職活動をするのか?選択肢は様々ですが、最終的な決断をするのは自分自身です。
一つだけ言えるのは人生は一度だけしかないということ。3年、5年先の自分が後悔しない選択をしましょう!

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