回答者 : 転職相談.jp編集長
メーカー系システムインテグレータに就職後、国内大手コンサルティング会社に転職。 2003年に株式会社Hayakawaを設立、自社及びクライアント企業において数多くの転職希望者との面接を経験。また、同時に経済産業省後援の起業家支援プロジェクトDREAMGATEに専門アドバイザーとして参加し、数多くの起業希望者から相談を受ける。 転職希望者、起業希望者から受ける相談及び面談件数は年間百件を超える。

はなぞう　様

こんにちは。早川です。ご相談ありがとうございました。

会社が上昇傾向になく、将来が不安とのことですが、仕事自体への不安は特にないのでしょうか？

もしそうだとしたら、今辞めるのは得策ではないように思います。万一、転職した先の企業の業績が悪くなり、雰囲気が悪くなったらどうしますか？会社ですので業績が上向く時もあれば厳しい時もあります。業績が良くないという理由だけで会社を辞めるのはリスクが高いように思います。

また、転職には35歳限界説や40歳限界説がありますが、年齢は必ずしも決定的な要素ではありません。私自身40歳を過ぎて転職を成功させた方を数多く知っていますし、転職のマーケットデータを見ても35歳以上の求人は増えています。

実際に40歳を過ぎて転職を成功させた人の傾向を見ると、「専門性」と「マネジメント能力」といった基本能力に加え、コミュニケーション能力や柔軟な発想、そして何より物事をポジティブに捉える方が多いように感じます。

はなぞうさんがこれから転職活動をスタートされるのであれば、43歳だから難しいと考えるのでなく、「43歳だからできることがあるはず」「経験や発想は若い人には負けない」というように、ポジティブに転職活動に臨んで頂ければと思います。

転職活動を成功させることは若い人でも簡単ではないのですから、多少の困難があって当然です。転職すると決めた以上はその困難を乗り越えなければいけません。ポジティブシンキングはそこでも役に立つはずです。

まずはもう一度自分の状況を見つめなおし転職すべきかどうかを考えてみて頂ければと思います。

頑張ってください。応援しています。