親会社の社員の仕事を押し付けられる。

てつやさん
29才・男・システムエンジニア

現在グループの親会社であるH社に出向し、H社の顧客であるN市の担当SEとして顧客全般の窓口として働いています。本来、そうしたマネージメントについてはH社の人間が就き、私のような外注員はその指示の元、実務にあたるのが筋なのですが、前担当であったT主任が全くマネージメントできず、やむをえず私が担当となりました。

しかし長年の悪しき慣習から、現在N市との関係は悪く、全ての作業で何らかの軋轢が生じるような状況です。また、H社の人間はT主任のように決められた作業しかこなせないか、上からしかものを言えないか、どちらかしかおらず、今の仕事に正直嫌気が指しているのが現状です。

本来は3年目あたりまで担当していたWeb系システムの開発に、またはせめて開発に携わるSEになりたいと考えているのですが、こういった現状を打破する為には、やはり転職を考えるべきでしょうか?ちなみに自社の上司には数年前から何度か相談していますが、正直具体的な対応を期待できそうにありません。

転職相談.jp編集長
メーカー系システムインテグレータに就職後、国内大手コンサルティング会社に転職。 2003年に株式会社Hayakawaを設立、自社及びクライアント企業において数多くの転職希望者との面接を経験。また、同時に経済産業省後援の起業家支援プロジェクトDREAMGATEに専門アドバイザーとして参加し、数多くの起業希望者から相談を受ける。 転職希望者、起業希望者から受ける相談及び面談件数は年間百件を超える。

てつや 様

てつやさんのお悩みよくわかります。IT業界では親会社に出向し、親会社を経由して客先に常駐するというのはよくあることです。また、親会社の社員の力が足りない場合、そのしわ寄せが子会社の社員にいってしまうというのもよくあることです。

その状況を打破するために転職という手段を考える事は決して間違っていません。

ただ転職活動をスタートされる前に、いくつかご注意頂きたい点がありますので申し上げておきます。

これからてつやさんが更にキャリアを積んでいけば、SEとしての業務に加え、お客様との交渉や部下のコントロールといったマネージメント能力が求められる場面が必ずきます。将来を考えれば、現在てつやさんがマネージメント業務を行っているという事は決してマイナスではありません。また(本人は辛いですが)困難な現場で鍛えられる程、マネージメント能力は高まります。そう考えれば現状をもう少しポジティブに捉えることもできるかと思います。

また、顧客であるN市との関係が悪化しているとのことですが、その状況を打破するためにてつやさんが何か取り組まれたことはありますでしょうか?本意ではないとはいえ、現在顧客の窓口になっているのはてつやさんだと思います。顧客との関係を改善するための提案をすることが、現在のてつやさんに求められている仕事の一つではないでしょうか「そんなのは無理」と思われるかもしれませんが、まずは一度、全力でチャレンジして頂ければと思います。

転職活動をする際も、マネージメント業務を経験しているということは大きなアドバンテージになります。まずは、現在の状況に精一杯チャレンジし、そこで駄目なら本気で転職を考えてみては如何でしょう?

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