ご相談ありがとうございます。転職相談.jp編集長の早川です。

転職理由の大部分は、給与、労働環境（休日がない。残業が多い）、仕事内容への不満、組織への不満（年功序列、仕事が評価されない）、人間関係等が占めます。

これらの要素の中で自分が大切にしているものが満たされない（または、満たされる見込みがない）時、人は転職を考えるのでしょう。

そして、いざ転職しようとする際は、ただ不満に目を向けるだけではなく「これから先どう生きていきたいのか？大切なものは何なのか」というキャリアビジョンを大切にしたほうが転職の成功率はぐっと高まります。

将来のビジョンを持つということは、現状を冷静に分析、整理しなければいけません。その作業をしっかりと行なえば、「自分が転職したい理由」が明らかになるはずです。（そこには当然現状の不満が含まれているはずです。）

その理由が周りの人から理解されないものであれば転職すべきではありませんし、それが明確であれば、周りの人はもちろん、転職先の企業からも評価されるでしょう。

基本的に、今未来さんが悩んでいる細かい条件は無視して良いと思います。例えば、「転勤があるかないか」についてですが、企業が存続する以上、今転勤がない組織（契約）だったとしても、将来は転勤しなければいけないということも十分ありえます。 また、「企画してきた本人がいなくなると引き継ぎできる者もいなく、1ヶ月前に上司、同僚を呼んでの結婚式を終えたばかり。」という事も基本的に気にする必要はないと思います。そもそも事業を個に依存しすぎるのは会社の責任ですし、どのような業務であっても人間がやっている以上、引継ぎができないということはありません。また、未来さんが辞めたからといってプロジェクトがそれで回らなくなるというような事はまずありません。
※例え最初混乱したとしても修正するのが会社組織というものです。結婚式の件は気になるとは思いますが、自分自身の人生の大きな岐路と同僚、上司の1日の休日及びご祝儀を比較することできません。

繰り返しになりますが、大切なのは未来さんが「これから先どう生きていきたいのか？大切なものは何なのか」というキャリアビジョンです。細かい条件は気にせず、本質を見つめましょう。

その結果、未来さんが描くキャリアビジョンが今誘われている会社で満たされる可能性が高いと思うのであれば、転職を選択すべきですし、それが現在の会社で満たされるのであれば残るというのも一つの選択肢です。

難しい選択だと思いますが、しっかりと考え抜き、納得いく答えを出して頂ければと思います。応援しています。頑張ってください。