2017年夏のボーナスの平均は?ボーナス後の転職市場の動向は

2017年夏のボーナスの平均は?ボーナス後の転職市場の動向は・メインイメージ

2017年夏のボーナスが支給されましたが、大企業、中小企業の実際の支給額は、平均どのくらいだったのでしょうか?今回の転職相談のニュースは2017年夏のボーナスに注目しました。

まず大企業の夏のボーナスですが、日本経済団体連合会が発表した「2017年夏季賞与・一時金 大手企業業種別妥結結果」によると、加盟企業の夏のボーナスの平均額は878,172円で、前年よりも 2.98%ダウン。
その一方で中小企業の夏のボーナスは、大阪シティ信用金庫の調べ(調査対象:大阪府内の大阪シティ信用金庫取引先企業1,024 社 )によると260,756円と、前年より0.81%アップしています。
この結果を見ると、大企業と中小企業の間にはボーナスに大きな開きがあるといえるでしょう

次にボーナス後の転職市場の動向を見ていきます。エージェントサービス大手「doda」によると、2017年夏のボーナス後における転職希望者数は、前月比+6.1%。有効求人倍率は前月比1.2%とほぼ横ばいながら、求人数自体は32ヶ月連続でアップし、2008年の調査開始以降、過去最高を更新しています。

夏のボーナス後に転職希望者、求人数共に増加する傾向があるのには実は明確な理由があります。
転職希望者の多くがボーナス後の退職を検討し、転職サイトや転職エージェントへの登録を行うと共に、企業側に退職の意思を伝えます。企業側はこの時期に一定の退職者が出ることを想定しており、その影響を最小限に留めるため、欠員を補充するための求人を行う傾向があるのです。
dodaの最新のデータを見ると、2017年もこの傾向は崩れていないと言えるでしょう。

9月、10月は夏ボーナス後の転職のピークです。その後は12月の冬ボーナス後、1月、2月に冬ボーナスのピークがやってきます。
転職を考えている人にとって、今はねらい目です。一方でこの時期はライバルも多いことから、スピード感をもって行動することが良い求人に巡り合い、転職活動を成功させるポイントでもあります。
転職活動に取り組む場合、オンラインでの求人検索が充実した転職サイトや、転職のプロのフルサポートが受けられる転職エージェントを上手く活用すると良いでしょう。

求人の数、質共に充実する転職シーズンを味方につけ、転職して良かったと思える企業への転職を目指しましょう。