面接での転職理由の説明に悩んでいる
- 転職太郎さん
- 36才・男・コールセンター管理
今年8月に転職したばかりですが、在職している会社の経営方針に問題があると感じており、現在、再度転職活動中です。すでに面接がいくつか決まっております。
転職の理由として、現在在職している会社が社長のワンマン、独裁状態でして、それだけならまだよくある話かと思いますが、問題なのは会社の資金を管理することができず、社長の知人から持ちかけられた投資話に社員の反対を押し切り独断でのってしまい、巨額の資金を失う、などといった事がいくつもあり、会社としては経営難となっております。
これでは会社を大きくするどころか存続さえも危ぶまれます。
上記の転職理由を面接で話すべきかどうか迷っています。いかがでしょうか?
- 転職相談.jp編集長
- メーカー系システムインテグレータに就職後、国内大手コンサルティング会社に転職。 2003年に株式会社Hayakawaを設立、自社及びクライアント企業において数多くの転職希望者との面接を経験。また、同時に経済産業省後援の起業家支援プロジェクトDREAMGATEに専門アドバイザーとして参加し、数多くの起業希望者から相談を受ける。 転職希望者、起業希望者から受ける相談及び面談件数は年間百件を超える。
転職太郎 様
ご相談ありがとうございます。転職相談.jp編集長の早川です。
転職太郎さんが現在の職場に対して不安に思われる気持ちはよくわかります。多分社長はワンマンなのだと思いますし、会社の経営も良くないのでしょう。
もし私が面接官だったとして、転職太郎さんから上記の転職理由を聞いて思うのは
- 転職太郎さんはどこでこの情報を聞いたのだろう?
- 転職太郎さんの仕事と関係があるのか?
- 1か月という短期間で転職するのは、そもそも前回の転職で下調べが足りなかったのではないか。また行動が短絡なのでは?
という3点です。
転職太郎さんが面接官の立場で、全く何も知らない状態で上記の転職理由を聞いたとして、どういう印象を抱くでしょうか?多少印象は異なるかもしれませんが、私が抱いた印象とそれほど変わらないのではないかと思います。
転職理由を説明する際、大事なのは面接官の立場になって考えるということです。特に自分自身の転職理由が理解してもらえない可能性がある場合は、別の側面から転職理由を考えるほうが賢明です。
例えば今回のケースであれば「自分自身の転職先の調査に甘い部分があり仕事に大きなギャップがあった。短期間の転職になるが、今度はしっかり仕事内容をすり合わせ、長く働ける職場を探したいと考えている」というような前向きな転職理由を説明したほうが、面接官に伝わりやすく、また評価を得やすいのは間違いありません。
ちなみに転職太郎さんにとって、現在の職場環境自体はどうなのでしょうか?もし職場環境自体は快適で、取り組む仕事に問題がないのであれば、現在の職場で仕事に真剣に取り組まれても良いのではないかと思います。
その上で会社を辞めても良い覚悟があるなら、経営者に進言しても良いでしょう。
転職理由を説明する場合、自分の職責を大きく逸脱する内容を理由にすべきではなく、あくまで自分の業務の範囲で説明するのが原則です。短期で転職する場合は、マイナスをプラスに変えることができるようなポジティブな理由を考えることをおすすめします。
よろしければ参考にしてください。
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