会社の将来が不安なので営業職(ルートセールス)から転職したい
- なかしさん
- 28才・男・営業職(ルートセールス)
はじめまして。新卒で入社し、営業職7年目になります。
会社は中小のオーナー会社です。人間関係や給与に関しては特に問題はありません。
しかしながら、メイン事業は2年連続で赤字、サブの事業も前期は赤字になりました。何年も前から自社の持つ市場は縮小傾向にあり、効果的な対策が打てないまま、急速に売上を落としています。
業界内でも、20年後にはこの業界の会社はどれだけ残っていられるか、などといわれています。
社会人生活は後30年以上続きますが、20代後半になり、転職するならば今がギリギリのラインではないかと考えています。現状の人間関係や待遇に問題がなくても、将来が心配される業界・会社で働くのは不安であることを理由に、転職することは妥当でしょうか。
また、営業職をこれまで6年間やってきましたが、内向的な性格を無理して仕事を続けています。時折、体調を崩すようになってきました(営業が原因かはわかりませんが……)。具体的な希望があるわけではありませんが、20代後半で職種を変えるということについても、ご意見をお伺いしたいです。
- 転職相談.jp編集長
- メーカー系システムインテグレータに就職後、国内大手コンサルティング会社に転職。 2003年に株式会社Hayakawaを設立、自社及びクライアント企業において数多くの転職希望者との面接を経験。また、同時に経済産業省後援の起業家支援プロジェクトDREAMGATEに専門アドバイザーとして参加し、数多くの起業希望者から相談を受ける。 転職希望者、起業希望者から受ける相談及び面談件数は年間百件を超える。
なかし 様
転職相談へのご相談ありがとうございます。転職相談.jp編集長の早川です。
早速ですがご相談に回答させて頂きます。
まず会社の将来が不安で転職活動する方は、実はたくさんいらっしゃいます。エージェントサービス大手dodaの調査でも、「会社の将来性」は転職理由の上位に常にランクインしています。
参考資料 転職理由ランキング|doda(デューダ)
つまり、なかしさんの転職理由は一般的なもので、決して特殊なわけではありません。
一方で転職理由として「会社の将来性」を上げる場合、本当にそれが事実なのかは考える必要があるかと思います。市場が縮小しているというのは確かに大きな問題ではありますが、市場がなくなるわけではない場合、一定のシェアを取り生き残った企業は、その後大きな利益を上げるケースも少なくありません。
また現在の会社は赤字が続いている状況の中、従業員の待遇を重視し、人間関係も良いことを考えると、人を大事にする良い企業であることも考えられます。
新しい会社に転職する場合、人間関係はゼロからのスタートになり、業種を変える場合は、年収がダウンする可能性も十分あります。この点は問題ありませんでしょうか?
この機会になかしさんが転職に求めるもの、転職して何を実現したいのか、一度整理し、考えてみてはいかがでしょう。
また20代後半での異業種転職では、なぜその業種なのか、またこれまでに培ってきた経験を新しい業種・職種でどのように活かしていくのかを明確にしておくことが必須要件です。
ご相談内容を見ると、なかしさんとしては業種自体変えたいと考えられているようですので、どのような業種・職種を選び、何をしたいのか、またこれまでの経験をどう活かしていくのかについても考えてみましょう。
20代後半は、誰もが今の仕事を続けていて良いものか悩むものです。そこでしっかり自分の将来について考えてみることはとても大切です。その結果どういう選択をするにせよ、自分が悩み抜き出した結論であれば、選択した道に困難が立ちふさがっても進んでいけるはず。
なかしさんが納得できる選択ができることを、心から願っています。頑張ってください!
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