長時間労働をなくせない理由とは?残業なしの転職は可能?

長時間労働をなくせない理由とは?残業なしの転職は可能?・メインイメージ

大手新聞社「朝日新聞」が12月28日付でアップした記事「仕事のために生きる?長時間労働はなくせないのか」が大きな話題になっています。この記事は10月12日、15日にアップされた「長時間労働の呪縛 育児と両立、妻に偏る負担」が反響を呼んだ事から追加取材を重ね、アップされた新着記事です。

この記事を要約すると、長時間労働の大企業を辞めた男性のブログが共感を呼ぶ一方で、残業をいとわず働く人間が必要という反対意見があるということ。日本はいまだに「男は仕事、女は家庭」という風潮があり、男性が子育てに関われず、それが海外から見れば奇異に映っている事例や、都市銀行を辞め、年収が半分になっても長時間労働と決別し、その決断は正解だったと言い切る男性の事例などが紹介されています。

さらに日本は他の先進国と比較しても労働時間が長いというデータを取り上げ、学生が仕事のやりがいより「福利厚生」や「職場環境」を重視する昨今の傾向をむしろ頼もしいと感じるという意見を紹介すると共に、筆者自身も長時間労働についてもっと深く考えたいという内容で締めくくられています。

都会の夜景・写真

実際に転職相談.jp編集部に寄せられる相談内容を見ても、報われない長時間労働に悩まれているケースは少なくありません。また今回取り上げた朝日新聞のニュースでは大企業の長時間労働が問題になっていますが、中小企業やベンチャー企業にも同様の問題があり、むしろワンマン経営者がいるところでは、歯止めがかからず、このニュース以上に過酷な環境で働いている方も多くいらっしゃるのが現実です。

転職相談.jp編集部では、残業なしの仕事が良いという方には、自分がやってみたいと思う仕事が残業が少ないという事であれば問題ないが、それを主目的にして仕事を選んでしまうと、職場の状況が変わり、多少の残業が必要になった事で不満が出てしまい、また転職しなければいけなくなるため、それを主目的にする転職には賛成できないという回答をしています。

学生が仕事のやりがいよりも「福利厚生」や「職場環境」を一番に重視するという事ですが、東芝や旭化成の例もあるように、昨今の大企業の状況を見ても、福利厚生や職場環境はいつ変化するかわかりません。その一方で自分がやりたい仕事をし、しっかりと身に付けたスキルはこれらの環境によって変わるものではありません。

様々な考え方があってしかるべきですが、転職相談.jp編集部は、どれか一つではなく、仕事のやりがいを第一に、福利厚生や職場環境も無視せずに就職先、転職先を選ぶ事をおすすめします

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