TOEICハイスコアで転職成功率上昇?転職と英語力の関係についての調査

TOEICハイスコアで転職成功率上昇?転職と英語力の関係についての調査・メインイメージ

マーケティングリサーチ会社ゲインが、転職における英語力の重要性に関する調査を発表しました。

その結果によると、TOEICスコア700点以上の転職者の実に87.6%が希望企業へ転職に成功。転職者全体の成功率が70%なのと比較して、15ポイント以上高い数値となっています。
「転職で役に立った資格は?」という質問では、「TOEICテストなどの語学系資格」と回答した人は転職者全体の12.3%。一方で、TOEICスコアが700点以上の人に絞ると、語学系資格が役立ったと答えた人は過半数を超え、ハイスコアを有している人ほどTOEICなどの語学系資格を使って転職を有利に進めていることがわかります。

希望の会社への転職
転職者全体 TOEIC700点以上
希望する企業・業界に転職できた 70.0% 87.6%
希望する企業・業界に転職できなかった 30.0% 12.4%
転職に役立った資格は?
転職者全体 TOEIC700点以上
専門の資格 13.5% 6.5%
TOEICテストなどの語学系資格 12.3% 56.5%
MBA 4.3% 15.2%
そのほか 1.6% 0.0%
特にない 68.3% 21.7%

次に、転職と英語力の関係を企業側から見た調査も参照してみましょう。TOEICを運営する国際ビジネスコミュニケーション協会では上場企業300社を対象にした調査を実施。その結果、採用時にTOEICスコアを参考にする、参考にすることがあると答えた企業は約7割に上りました。
また、中途採用の正社員に対して企業が期待するTOEICスコアは710点と、2011年の調査からわずか2年で100点以上もスコアが上昇しています。

これらの結果を総合的に分析すると、外資系企業や海外進出が盛んな製造業だけではなく、様々な業種で英語力が重要視され、転職者のTOEICスコアが転職で大きな意味を持つことがわかります。

TOEICをはじめとする語学系の資格は、それがあるだけで転職の成功が確約されるものではありませんが、企業に英語力や資格取得のための努力をアピールできる重要な武器。
転職者に期待されるスコア、710点を1つの目安として、TOEICスコアの取得を目指してみてはいかがでしょう。