中高年でも転職できる。転職成功のポイントとは
中高年の転職では不採用を恐れるな
中高年の転職には、年齢や給与の面で若者よりも高いハードルがあります。そのため、中高年の転職は非常に難しいことと思われています。しかし、中高年でも、ポイントを押さえ、しっかりとした準備と心がけで臨めば、転職を成功させるのはそれほど難しいことではありません。
まず、中高年になると豊富な経験やキャリアがあります。これがあなたの最大のアピールポイントであり武器です。自分の経験やスキルを棚卸しして、しっかりと相手に伝えましょう。
ただし、中高年の転職では、求人の需要と供給のバランスが悪いのが実情です。つまり、他の年齢層よりも求人が少ないということです。そのため、転職に時間がかかることも多く、不採用を経験する頻度も高いでしょう。しかし、たとえ不採用になったとしても財産やキャリアが損害を受けるわけではありません。不採用でも気落ちしないで、あきらめることなく、攻めの姿勢でどんどん応募してチャレンジしていきましょう。
では、ここで中高年の転職を成功に導く6つのポイントを説明します。
転職を成功させる6つのポイント
① 求人で何を求められているのか分析する。それに対し自分のキャリアがどのくらいの価値があるのか考えること
さきほど、中高年者の武器は豊富な経験やキャリアと言いました。しかし、それも転職先が求めているものと合致しなければ何の意味もありません。
まずは、ハローワークや転職サイトの求人から、企業が求めている人物像をよく把握し、自分に合った企業に応募しましょう。
② 転職サイトやエージェントもフル活用。コネや人脈を駆使する
転職サイトや転職エージェントはもちろん、今までの社会人生活で培ったコネや人脈も転職には役立ちます。できうるかぎりの手を使って、多方面にアピールし、求人などの情報取集をしましょう。
③ 応募はできるだけ非公開求人に。複数の転職エージェントを利用して探す
できるだけ非公開求人に応募しましょう。企業は普通の求人広告では採用が難しい特定の経験者を求める場合に、転職エージェントへ求人依頼を行います。このため、普通の求人よりも非公開求人のほうが、あなたの経験やスキルが活かせる求人が多いのです。
非公開求人は転職エージェントに登録することで、紹介してもらうことができます。その場合、登録する転職エージェントは1社だけではなく、複数に登録し、チャンスを広げましょう。
④ 自分と相性の良いキャリアコンサルタントを探す
転職エージェントを利用する際は、キャリアコンサルタントとの相性も大切です。企業と転職者の橋渡しをサポートするのがキャリアコンサルタントの仕事とはいえ、彼らも人間です。自分と相性の合わない登録者より、相性のいい登録者のほうが、親身になってサポートしてくれます。
⑤ いつでも面接に行ける準備を整えておく
面接は、できるだけ企業側の都合に合わせましょう。中には、突然明日、面接はどうかといってくるような場合もあります。そういう時にも対応できるよう準備をしておきましょう。
⑥ キャリアの棚卸をして応募する
せっかく素晴らしいキャリアやスキルがあっても、それが相手企業にうまく伝わらなくては、転職を成功させることはできません。自分の経験を棚卸しし、整理してから面接に臨みましょう。
積極的な行動が道を拓く
面接時で手ごたえがあっても、不採用ということはよくあります。しかし、逆にダメだと思っていた会社から思わぬ採用通知をもらうのも良くあることです。
大切なのは、中高年だからといって弱腰にならず、積極的に活動することです。これまで挙げたようなポイントを押さえ、情報取集し、積極的に行動すれば、道は拓けるでしょう。