もも　様

ご相談ありがとうございます。転職相談.jpで編集長をしております早川と申します。

入社して半年程度経過すると、どうしても仕事に対する葛藤や人間関係の問題が起こってくるものです。
（実際にそこで退職し、第二新卒としてもう一度就職（転職）活動をする方は少なくありません。）

人間は誰しも失敗するものですし、また絶対的な自信を持って生きている人はまずいません。一般的には成功者に見える人でも、何かにおびえたり、自分がいつか出し抜かれるのでないかという恐怖に怯えているもので、ももさんと同じような不安をみんながどこかで持って生きています。
ももさんにはまず自分には合わない、自信がない、仕事をするのが怖いと感じている人がたくさんいるということ、決してももさん一人の感情ではないという事を知ってもらえればと思います。

ではその上でどうやって前に進めば良いのかという点についてですが、私はいろいろ考え過ぎて前に進めない方には、シンプルに「考えること」をやめるようおすすめしています。これは何も考えるなという事ではありません。

「この仕事は自分に向いていないのではないか？」
「仕事をする事に対して自信が持てない」
「社会で仕事をするのが怖い」

というようなマイナスの感情を考える事、支配される事を辞めるということです。

そもそもこういう感情に捉われて良い事は決してありません。それが何かの原動力になるのであれば別ですが、自分の足を止めてしまう原因になってしまうのであれば、その感情を取り除く事ができれば、グッと楽になるはずです。

「そんなこと簡単にできるはずない」と思われるかもしれませんが、マイナスの感情がどこから起こっているのかを考え、その反応を起こさないよう意識すれば、人は意外とその感情から解放される事ができる生き物です。

例えば「この仕事は自分に向いていないのではないか？」という感情に対してですが、そもそも「この仕事が向いていると思って働いている人」なんて本当にごくわずかです。つまりももさんとみんな同じなんです。
それが普通の人の反応であれば、ももさんは自分だけその事で悩む必要はありませんよね。

仕事の自信だってそうです。大きなミスをするのは大抵は仕事に自信を持ち過ぎて、自分を過信した人です。仕事に対して自信がない人はより慎重に仕事をしますし、その結果大きなミスを防ぐ事にもつながります。仕事に自信が持てないとしても決して悪い事ではないのです。

また社会で仕事をするという事は、10年以上仕事をしていても怖いものです。仕事には正解がないものが多いので、いつも不安は付きまといます。ただだからこそ上手く行った時の喜びも大きいのです。怖いというのと喜びは意外に表裏一体だったりするもので、その恐怖は喜びに繋がる一歩とも言えるでしょう。

一つ一つ例を挙げて説明していきましたが、ももさんのお悩み一つ一つは、大なり小なりみんなが持っているもので、考えても答えが出ない以上、そこに「心が反応するのを辞める事」が人生を前向きにし、一歩一歩進んでいくための秘訣だと思います。

金欠でなかなか外に出ていないとの事ですが、その状況を変えるためにはまず一歩前に踏み出す事が重要です。

あまり考え過ぎず、楽な気持ちでまず一歩でも半歩でも踏み出しましょう。もちろん何か行動を起こせば、大変な事もありますが、そこでも無駄な反応をせず、一つ一つ対応していけば、その先にはきっとももさんが想像している以上に楽しい事も起こるはずです。

焦らなくても構いません。一度心を落ち着け、ももさんが次の一歩が踏み出せる日が訪れるよう願っています。