中高年も顔採用?転職における見た目の重要性とは?

中高年も顔採用?転職における見た目の重要性とは?・メインイメージ

「顔採用」とは、応募者の容姿の良し悪しによって合否が決まるという就活用語です。もとは「社員が美男美女ばかりの企業がある」「見た目の良い学生ほど内定率が高い」といった就活生の声から生まれた言葉ですが、中高年の転職でも「顔採用」と呼べるものがあると言われています

中高年の採用で特に重視されるのは見た目の若々しさ。見た目が若々しいことは、周りに好印象を与えます。従業員は会社の顔であり、営業や受付対応においても、見た目などの第一印象で会社のイメージが印象づけられると言っても過言ではありません。

また、見た目にはコンディションの善し悪しも表れます。見た目が良くはつらつとしている人は体調も気分も良く、自分を100%出して良い仕事をしてくれると期待されることでしょう。一方、見た目に清潔感がなくだらしない人は仕事にも悪影響を及ぼしかねないと思われても仕方がありません。
そのため、面接の部屋に足を踏み入れてから席に着くまでの、一瞬の見た目で合否が決まってしまう面接もあると言われています。

もちろん、転職は見た目がすべてというわけではありません。見た目は好印象でありながら、面接を進めるうちに「志望動機がしっかりしていない」「社会的なマナーや仕事をする心構えが欠如している」などの欠点が出てしまった場合は、一気に悪い印象の人物に転落し、不採用となってしまう可能性も。
つまり、見た目の第一印象はとても大事とはいえ、企業側が重視するのはあくまで応募者の経歴や仕事の能力・ビジネスマナーなどです。そのうえで、同程度のビジネススキルを持つ応募者が2人いた場合、見た目が良い応募者のほうが採用通知が出される可能性が高いという事実も押さえておく必要があります。

では、中高年の転職に有利な見た目とはどのように手に入れればよいのでしょうか?
まずは年齢にかかわらず若々しくあろうという気持ちを持つことが大切です。コンディションを良好に保つために、スポーツジムなどを利用して運動の習慣をつけたり、栄養バランスのとれた食事やサプリメントを摂ったり、ファッションやスキンケアに気を配るなどして、いつまでも若々しい自分でいるよう心がけましょう。

また、面接当日には、体形や個性に合った服装や小物を身につけ、女性は若々しくハツラツと見えるように化粧をしましょう。男性も女性も、白髪がある場合は髪は適度に染めると良いでしょう。さらに、立っているときも座っているときも姿勢に気を付け、背筋をピンと伸ばすことも大切です。体臭や口臭は、なかなか指摘されにくい部分ですが、不潔感を与える臭いや強すぎる香水などはほとんどの人に大きなマイナス印象を与えるため、これが理由で不採用になってしまう可能性もあります。

このように、転職では見た目でマイナスの印象を与えてしまうと、それだけで能力を評価してもらえないケースがあります
特に、中高年ともなると、見た目に無頓着になっていく人と、身だしなみに気をかけて若々しさを保つ人との差が開いていく傾向にあります。
中高年の転職でも「顔採用」があることを意識して見た目に気を配り、若々しさを出して面接に望むことが成功の第一歩と言えるでしょう。