活気づく転職市場 求人数・希望者ともに過去最高を更新 面接を勝ち抜く方法とは
転職市場が活性化 求人数は調査開始以来の最高値を更新
転職サイトdoda(デューダ)の調査によると、2018年1月の求人数は、調査開始以来の最高値を更新しました。特に「サービス」と「小売・外食」で大幅な増加がみられます。
また、職種については、「営業系」と「技術系(IT・通信)」で求人数の伸びが見られました。今後も求人数、転職希望者数ともに多い状態が続くことが予想され、仕事の選択肢が豊富な市況になると期待されます。
一方で、転職希望者の増加率は求人数の増加率よりも高く、求人倍率は前月より-0.52ポイントの2.35倍となりました。求人数は増えているものの、競争率も同時に高まっていると言えます。新卒者の採用活動が本格化するにつれ、中途採用を中止する企業が増える恐れがあるため、特に今後数ヶ月は、さらに求人倍率が下がっていくのではないかという懸念の声も。転職市場は景気回復の後押しを受け活況の様相を見せていますが、売り手市場に傾いているとはいえない状況です。
人気求人の競争率アップ?面接を勝ち抜く方法とは
転職希望者が増えることによって予想されるのが、人気求人への応募が集中してしまうこと。ライバルが増えていくなか、競争率が高い面接に通過するためには、人事が面接の際に重視しているポイントを把握しておくことが重要だと言えます。人事が知りたい情報や求めている人物像を踏まえた上で面接に臨めば、他の人より一歩リードできるでしょう。
人事が面接でチェックするポイント
- 新しい仕事への意欲
- 経験者でも未経験者でも、最も重視されるのは仕事に対する意欲です。意欲が足りないと判断されると、新しい職場で活躍するのは難しいと思われてしまいかねません。企業や仕事内容について入念に下調べをし、新しく必要なスキルについては資格を取得・学校に通うなど具体的な努力を行うことで、口だけではない入社意欲の高さをアピールできます。
- 今までの経験を仕事に活かせるか
- 経験者の転職の場合、今までの経験やスキルをどのように新しい仕事に活かしていけるか、しっかりアピールすることが大切です。過去の業績を述べることに終始するのではなく、今までの経験を入社後にどう活かしていきたいのか、具体的に伝えると他の人よりも一歩リードできます。
企業がどのような人材を求めているのが把握していれば、転職希望者が増え、求人倍率が低下していく中でも、内定を獲得できる確率は高くなります。企業の求めている人材像を把握して面接に挑みましょう。