派遣社員の4割が派遣から正社員への転換を希望

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厚生労働省が実施した平成24年度の雇用の構造に関する実態調査(派遣労働者実態調査)によると、平成20年度の調査では30~34歳が最も労働者が多い階層だったのに対して、平成24年度の調査では35~39歳が最も多い階層となっており、派遣社員の高齢化が進んでいる実態が明らかになりました

また賃金に関しては平成20年度の調査では平均時給が1,290円だったのに対して、今回は1,351円と90円上昇しました。

平成20年度と比較すると平成24年度は景気が若干持ち直したため、時給が増加したとみるべきか、年齢が上がったために時給が上昇したとみるべきか判断は難しいですが、派遣の時給と年齢の相関は正社員と比較すると低いため、景気の回復とみるべきでしょう。

ちなみに派遣社員の賃金に対する満足度は、満足していないが派遣労働者全体の35.1%となっているのに対して、満足しているは34.9%とほぼ拮抗しており、意見を二分する結果となりました

一方で今後の働き方に関しては43.2%の派遣社員が、今後は正社員として働く事を希望しており、平成20年度の調査を上回りました。一方で派遣労働者として働きたいと答えた派遣社員も43.1%にのぼっており、派遣社員としての仕事に約半数が満足している事がわかります。

このデータから考察すると派遣社員にとって、派遣と言う働き方の満足度は完全に二分されていると言えます。

派遣社員として自分が好きな仕事を好きな場所で自由に働くか、正社員と言う安定した地位で自分のキャリアアップを図るかは自分次第です。

自分の生き方は自分で決め、進む道を決めたら信じて歩きだす事が、満足いく人生を過ごすための秘訣です。誰のためでもない自分の人生を歩みましょう!