Iターン転職を解説。地方移住を考えている人は要チェック、仕事の見つけ方や支援を受ける方法とは?

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第18回 Iターン転職の方法

Iターンとは、都市部出身者が地方に仕事を見つけ、移住すること。同じく都市部から地方への移住を意味する「Uターン」が、生まれ故郷に仕事を見つけ、移り住むケースを指すのに対し、「Iターン」は出身地と異なる地域に移住する点が大きな違いです。

近年、豊かな自然環境や地域社会とのつながりに魅力を感じ、都市部から地方へ生活拠点を移したいと考える人が増えています。それに呼応し、地域活性化を図る地方自治体や、地方転職に強みを持つ人材紹介会社などが、転職者のUターン・Iターンを支援する動きも高まっており、移住者向けに様々なサポートを提供しています

本特集では、その中でも都市部出身者で地方移住を目指す方のためにIターン転職に注目し、その方法をわかりやすく解説。地方での仕事の見つけ方や様々な移住支援の情報を紹介していきます。

「都心を離れて生活したい」「自然豊かな環境の中で子供を育てたい」など、地方を生活の基盤に据えたい方は、Iターン転職の方法をしっかりチェックし、ベストな形で地方移住を実現しましょう。

Iターン転職のメリット&注意点

Iターン転職のメリット
  • 通勤ラッシュがないため混雑した電車やバスに乗る必要がない(※ただしマイカー通勤が必要になる場合も)
  • 都心部と比較すると住居費や食費が安い
  • 地域活性化を図る自治体から移住支援を受けることができるケースも
  • 自然豊かな住環境や地域コミュニティへの参加など地方ならではの生活を体験できる
Iターン転職の注意点
  • 求人数が都市部と比較すると少ない(前職のスキル・経験が十分に生かせないケースも)
  • 公共交通機関や医療機関、文化・商業・娯楽施設等の充実度が都心と比較すると見劣りする
  • 地域によっては運転免許と自家用車が必須

Iターン転職の方法 ~仕事の見つけ方~

1.地方の求人を探す方法

全国対応の人材紹介会社を活用

人材紹介会社は、転職者1人に対して専属のキャリアアドバイザーが付き、求人紹介・応募書類作成・面接日時の調整・給与の条件交渉といった転職サポートを無料で提供しています。全国の求人を取り扱う大手人材紹介会社の一部では、地方の主要都市に支店を構え、地方企業とのコネクションが強いところも。また、キャリアアドバイザーが現地企業に実際に足を運んでいる人材紹介会社は、そこでしか知ることのできない貴重な情報を入手しているケースも珍しくありません

【Iターン転職に強い人材紹介会社】

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リクルートエージェント

トップクラスの求人数と転職支援実績を誇る人材紹介会社の大手。幅広い業種・業界にコネクションを持つ。ベテランのキャリアアドバイザーが多い。

拠点:東京、北海道、仙台、宇都宮、埼玉、千葉、西東京、横浜、静岡、名古屋、京都、大阪、神戸、岡山、広島、福岡

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DODA

豊富な求人数とスカウトサービスが特徴の人材紹介会社。キャリアアドバイザーによる求人紹介のほか、自分で気になる企業の求人に応募することも可能。

拠点:東京(丸の内)、横浜、札幌、仙台、愛知(名古屋)、大阪、京都、神戸、広島、福岡

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地方移住支援のポータルサイト等を活用

地方移住に関する情報を配信するポータルサイトでは、地方移住者向けのセミナーや就業体験イベント、自治体の支援制度等を掲載しており、Iターンの情報収集におすすめです。求人情報も各地域ごとに掲載していますが、専門の転職支援サービスと比較すると数は少なめ。特に、業種や勤務地、給料など、条件を指定して求人を探す場合は、他の転職支援サービスと併用すると良いでしょう

【地方移住の情報が充実している移住支援サイト】

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教えて!goo × 地方創生プロジェクト

総務省「地域おこし協力隊」制度のポータルサイト。地域振興イベントの情報や活動事例、隊員募集などを掲載。アスリートやシングルマザー、障がい者の就業支援にも力を入れている。

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ニッポン移住・交流ナビ JOIN 画像

ニッポン移住・交流ナビ JOIN 

移住・交流推進機構のポータルサイト。地方求人情報、自治体の移住支援制度、空き家バンク、移住体験ツアーなどのイベント情報を公開。地方移住相談会も実施している。

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ハローワークを活用

ハローワークは、地方の仕事探しの主流となる転職支援サービスです。幅広い業種・職種の求人が集まっており、求人数はトップクラス。厚生労働省所管のハローワークがない地域であっても、国と市町村が共同運営する「ふるさとハローワーク(地域職業相談室)」が設置されている場合が多く、ハローワークと同等のサービスを受けることができます。
ただし、掲載企業の業務内容や雇用条件等は玉石混交で、俗に言う「ブラック企業」が掲載されているケースもあります。一つ一つの求人をしっかり確認し、給与や仕事内容、労働時間の規定などに問題がないか見極めることが大切です。

ハローワークインターネットサービス画像

ハローワークインターネットサービス

ハローワークのオンライン版。全国のハローワークの求人情報をインターネット上で検索できる。詳細情報や応募は現地ハローワーク(受理安定所)受付

拠点:全国

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Iターン転職の求人探しのポイント!

地方の求人数は都心部と比較すると全体的に少なめ。さらに、現在の居住地から遠く離れた地方へのIターンを希望する場合、面接日時の調整等で転職活動の期間が長引く傾向があります。効率よく地方の求人を探すためには、複数の転職支援サービスを併用し、セミナーやイベント等では現地の情報と同時に求人情報も集めるなど、多方面からの情報収集がおすすめです
また、一部の職種は、地方でも都市部と同様に高いニーズがあります。例えば、看護師・介護士・保育士・建築施工管理・不動産・エンジニア(IT、電気、機械)・営業職などに就いている場合は、今までのスキル・経験を生かした転職を検討すると良いでしょう。

2.転職活動の方法

企業の情報収集

都心にいながらにして、調べることができる地方企業の求人情報は限られます。中小企業の場合はホームページがないケースもあり、求人票だけが情報源という場合もめずらしくありません。
地方企業に強い人材紹介会社であれば、実際に企業を訪問し、社風や細かな業務内容、求めている人物像、採用担当者の人となりなどを詳細に把握しています。紹介求人の情報はもちろん、自分自身が気になっている企業に関しても、人材紹介会社のほうで求人動向を把握しているケースがあるので、一度相談してみると良いでしょう。

応募や面接

企業面接は平日の昼間に行われるケースがほとんどです。そのため、仕事を続けながら転職活動をする場合は、スケジュール管理がネックに。さらに遠隔地の企業であれば、移動のための時間も必要になります。 企業によっては、事情を説明することで面接日時をある程度調整してくれる場合もあるため、有休や半休の取れる日にずらしてもらうなど交渉してみましょう
また、Iターンに強い人材紹介会社では、遠隔地に転職する転職者の都合を考慮し、面接日時を調整してくれる等、地方への転職者にとって心強いサポートを受けることができます。

Iターン転職の情報収集・転職活動のポイント!

Iターン転職で意識しておきたいのが転職にかかる様々な費用です。たとえば交通費や宿泊代は一次面接であれば自腹となるケースがほとんど。(最終面接や契約時の交通費に関しては支給する会社も少なくありません。)
また、内定が決まったあとは、引っ越し代や住居費も必要です。Iターン転職の際はこれらの必要経費に加えて、収入が安定するまでの生活費等も用意しておきましょう

【Iターンにおすすめの転職支援サービス】

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リクルートエージェント

業界大手の人材紹介会社。転職支援実績No.1を誇る。幅広い業種・業界にコネクションを持ち求人数もトップクラス。全国16か所の主要都市に拠点を持ち、地方の転職にも強い。

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DODA

人材紹介会社と転職サイトの2つの機能を持つ転職支援サービス。主要都市10か所に拠点を持つ。スカウトサービスにも力を入れており、スカウトメールの配信数はトップクラス。

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リージョナルキャリア

Iターン・Uターンに特化した人材紹介会社。地方中小企業の求人に強い。キャリアコンサルタントが企業を直接訪問しており、地方の非公開求人を多数抱える。

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まとめ

Iターン転職は、地方への移住を望む転職者の希望を叶える手段であると同時に、都市部に集中しがちな人口が地方に移動することで、地域が活性化するきっかけにもなり、転職者と地域の両方にとってメリットのある転職方法です。

職種や求人数が限られる等、Iターン転職ならではの課題もあるものの、インターネットの普及や企業・自治体の移住支援の高まりなどによって、地方に仕事を探し、移り住むことの難易度は以前と比べ、大きく下がっています

都心を離れ、自分の望む地域で暮らしたい方は、移住を希望する地域の特性や就労状況、自治体の支援策などをしっかり調べ、Iターン転職を成功させましょう。