コロナ禍で転職をすべきかどうか決めきれない

ご相談内容

こんにちは。

私はいま、大阪の自動車部品メーカーで人事の仕事をしています。出身が四国のため、将来は地元に帰って働きたいと考えています。
2020年春以降、コロナ禍で仕事がリモートワーク中心になりました。
今までは会社に行って先輩や同僚とコミュニケーションをしたり、飲みに行ったりすることでモチベーションが得られていましたが、それが全てリモートになったことで、あまり現職に魅力を感じなくなってしまいました。
業務時間にも比較的余裕があるため、転職活動を始めようか考えています。
コロナ禍でいつまでこの状況が続くかわかりませんが、もし以前のような勤務スタイルに戻るようなら、このまま現職にいた方がいいような気もします。
コロナの影響が向こう2〜3年続くようであれば、早い段階で別の会社に転職し、新しい職場でチャレンジしつつ経験を積みたいと思います。
このタイミングで転職活動のアクセルを踏むべきか、もう少し様子を見た方がいいか、アドバイスいただけないでしょうか?

相談室長の回答

株式会社one-recollection代表取締役
近藤 奎祐
リクルートキャリア社にて中小企業を中心に200社以上の中途採用を支援。支援企業のなかで、83.4%を採用成功まで導く。2019年に(株)one-recollectionを設立後、法人向けの採用クリエイティブ事業と、[きづく。転職相談]のキャリア相談事業を展開。年間で400名以上の転職・複業・独立希望者との面談を実施し、幅広い視野でキャリアコーチングすることが可能。

ご質問ありがとうございます。リモートワーク中心の会社が増えていることと最近のコロナ感染者の状況を鑑みて、飲み会を自粛している会社も多く、似たような相談を受ける機会が増えています。

結論を言うと、いまの相談者さまの状態なのであれば、転職しないほうが良いと思います。
なぜならば、転職理由にキャリア軸がないように見受け、納得のいく転職ができる可能性が低いと感じたからです。

いただいた質問文から、【①将来は地元に帰って働きたい】【②同僚たちとコミュニケーションを活発に取りたい】【③新しいチャレンジがしたい】と3つの願望が出てきました。

この中でご自身が最も叶えたい願望はどれですか?

その叶えたい願望を実現するための最短距離が転職なのであれば、私は転職活動をおすすめします。現職に留まって叶えられる願望であるのであれば、転職活動は行わない方が良いと思います。現職に何年いらっしゃるのか、質問文からは読み取れなかったのですが、ある程度いらっしゃるのであれば、だんだんといまの仕事の奥深さを感じている頃だと思いますので。

私はコロナの専門家ではないので断言できませんが、【②同僚たちとコミュニケーションを活発に取りたい】については、例年通りに戻るにはもうしばらくかかるのではないでしょうか。

【①将来は地元に帰って働きたい】【③新しいチャレンジがしたい】を叶えたいのであれば、より具体的なキャリアビジョンまで落とし込みを行い、そのキャリアビジョン実現のために何が必要かを考え、行動に移せると良いでしょう。

コロナ禍で有効求人倍率は下がり、離職率は上がってきていますが、即戦力枠についてはさほど影響が出ていません。周りに流されず自身のキャリアビジョンのもと、行動してみてください。

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