前職の退職理由を面接でどう答えたらいい?

ご相談内容

はじめまして。

今まで大手企業に勤めてきたこともあり、ベンチャー企業のような雰囲気に憧れ、今年の春思い切ってメンバー数人のスタートアップへ転職したのですが結果、半年で退職してしまいました。
今までは決められた仕事だけをやれば評価もしてもらえたのですが、前職は評価基準も曖昧で(もちろん私だけでなく周りの人も)、期限もクオリティも求められるものが今までの環境と異なり過ぎたため、心労が重なり退職を決意しました。
退職直後はなにも考えられなかったですが、今ではまた心の余裕も出てきたこともあり、当時の自分の甘さを反省する日々です。

今は無職のため早く次の就職先を見つけるため、現在就職活動に勤しんでいるのですが、いつも退職理由のところで濁した感じにしてしまいます。
しかし、却って面接官の方に突っ込まれてしまいうまく面接を突破することができません。
かといって、正直に話しすぎると心象も悪くなるのではと、踏みとどまってしまいます。

このような場合は、面接でどのように説明するのがよいのでしょうか。アドバイスいただけましたら幸いです。

相談室長の回答

株式会社one-recollection代表取締役
近藤 奎祐
リクルートキャリア社にて中小企業を中心に200社以上の中途採用を支援。支援企業のなかで、83.4%を採用成功まで導く。2019年に(株)one-recollectionを設立後、法人向けの採用クリエイティブ事業と、[きづく。転職相談]のキャリア相談事業を展開。年間で400名以上の転職・複業・独立希望者との面談を実施し、幅広い視野でキャリアコーチングすることが可能。

ご質問ありがとうございます。いろいろ大変だった中、新しいチャレンジに向けて動き出せたことはすごいことだと思います!

いただいた質問ですが、おっしゃる通り絶対に面接官に突っ込まれると思います。私も企業の採用支援として面接を引き受けたりしますが、絶対に突っ込みます。
ただこれも『意地悪で聞いてやろう』などの悪意はではなく、『あなたへの興味関心から聞かれているんだ』という意識を、まずは前提に持ってもらえたらと思います。
企業側として、前職と同様に早期退職されると、企業が傷つくだけでなく、あなたも傷つけてしまいかねないと思い、それを見極めているのです。
ですので、『私を守ろうとしてくれている』という愛だと思い、面接に挑むと良いと思います。

その中でエピソードの組み立て方ですが『他責にしないこと』が最も重要です。例えば、評価基準が曖昧だったことが不満の一つであったのであれば、それを解消するために〇〇を行った…など何かアクションを起こしたエピソード盛り込んで話を組み立てることをおすすめします。
あとは志望動機との一貫性ですかね。結局は『〇〇を叶えることが難しいため、貴社を志望します』と、退職理由と志望動機に一貫性がないと、浅い理由で辞めてしまった人と認識されてしまいます。
そういう意味では不満を素直に退職理由を通して伝えるのではなく、その裏側にある自身のキャリア像や目指すものを退職理由に絡めていった方が建設的に面接が進むと思います。

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