転職面接の心得

転職面接の心得・メインイメージ

良く聞かれる質問への回答は事前に準備 転職面接の心得

書類選考を通過したら、次は面接です。 様々な質問にその場で答えなければならない面接に苦手意識を持つ人は多いと思いますが、 ここでしっかり自分をアピールできれば、採用の確率もグンとアップします。 すでに社会人経験がある方は、身だしなみやマナーに気を配るのは当然の事ながら、 履歴書、職務経歴書の内容+αの自分をアピールできるよう、しっかりと事前準備しましょう。 さらに、面接の流れと意図、受け答えの面で気を付けるポイントなど、 面接の心得を理解しておけば、面接突破も決して難しくありません。

転職面接でよく聞かれる質問は「志望動機」「退職理由」「自己PR」「これまでのキャリア」の4つです。

自己紹介(職歴)

よくある質問例
「○分間で自己紹介をお願いします。」
「これまでの経歴(職歴)を簡潔にご説明頂けますか?」
回答のポイント
与えられた時間と状況の中で、その人がどう対応できるかをチェックします。ポイントを事前にまとめておき、肉付けすることで時間をコントロールしましょう。また、自己紹介と言っても面接官はあなたの好きな色や食べ物が知りたい訳ではありません。就職後の経歴を中心にプレゼンテーションしましょう。
時間を指定されなかった場合も話がだらだらと長くならないよう3~5分程度にまとめましょう
職歴は具体的に、自分が携わった仕事や持っているスキルを話しましょう。また、専門用語は極力使わず面接官に理解してもらえる言葉に置き換えましょう。
口調は明るくハキハキと。常にコミュニケーション能力をチェックされているということを忘れずに。

転職理由・志望動機

よくある質問例
「転職を考えた理由を教えてください。」
「弊社への転職を希望されている理由を教えてください。」
「弊社に対してどのようなイメージをお持ちですか?」
回答のポイント
自分の将来像と、やりたい仕事が転職によって実現できる理由を説明します。転職を希望する企業の情報を事前にリサーチして、その企業の強みや同業他社との違いを把握した上で転職理由を考えましょう。
また、それが今の会社で実現できない理由を説明する際も、悪口は避けましょう。(例:上司が悪い、経営が悪い、体制が整っていない等)
前の会社について話す際、個人情報や機密事項等を漏らさないようにしましょう。社会のルールを守れない人間は敬遠されます。

自己PR(会社への質問、将来の展望)

よくある質問例
「最後に何か質問があればどうぞ。」
「あなたの強みはなんですか?」
回答のポイント
真剣に転職先として検討している企業であれば質問の一つ位はあるものです。やる気を理解してもらうためにも遠慮せずに聞きましょう。ただし、時間も考えずにだらだら聞く事はマイナスです。時間があまり長くならないよう配慮しましょう。
強みといっても得意なことを話せば何でもよい訳ではありません。転職面接ですから仕事にも役立つ(役立ったことのある)強みをアピールしたほうがより効果的です。また、抽象的な表現ではなく、具体例を交えて面接官を納得させられるような話を心がけましょう。

これまでのキャリア

よくある質問例
「これまでの業務経験、実績を教えてください。」
回答のポイント
これまでの業務経験の中で培った実績、スキルを説明します。日常業務を効率化した経験やチームメンバーをサポートした事も実績になります。遠慮せずにアピールしましょう。

これらは、最低限、明確に回答できるようあらかじめ準備しておきましょう。 ポイントは、的確 端的にまとめる事。 ただし、一つの事柄について、複数の面接官に様々な角度から掘り下げて質問される事もありますから、 単純に暗記するのではなく、どこから聞かれても答えられるよう考え抜いておく事が大切です。

転職面接のポイント 転職面接の心得

転職面接のポイント・イメージ

ダラダラトークは厳禁!

熱意や意欲を伝えたいが為に、話が長くなってしまう人がいますが、 単なるダラダラトークでは、途中で飽きられて、かえって印象が悪くなる事があります。 ただ、話が短すぎて、相手に伝わらなかったり、会話が堂々巡りになるようでもいけません。

面接では、一つ一つ要点を押さえて的確に伝える事ができるか、という点もチェックされています。 自己紹介や質問に対する回答は、長くても2~3分にまとめて、 短いなかに、面接官の興味を引くような話し方ができるよう練習しましょう。

結論を先に話す

質問に対して回答する際は、結論を先に話しましょう。 その後で「なぜなら、○○だからです」というように理由を付け加えると、 端的、明確に話がまとまり、面接官にも伝わりやすくなります。

特に、集団面接で一人一人の持ち時間が短い時などに効果的です。

質問の意味が分からないときはしっかり確認

面接では、緊張してしまって相手の質問の意図を汲み取れない事もありますが、 分からずに答え続けて的外れな回答をするより、きちんと質問内容を確認し、的確な回答をするよう心掛けましょう。

たとえば「○○に関してという事でよろしいでしょうか」 「申し訳ありません。もう一度ご質問をお聞きしてよろしいでしょうか?」 というように聞き直しましょう。わからないことは素直に質問した方が面接官にも好印象です。

笑顔や相槌も大きな武器に

緊張しているからといって、うつむいていたり、終始硬い表情では良い印象は与えられません。 面接官が笑顔だったり、こちらの回答に相槌を打ってくれれば、嬉しいように、 面接官も笑顔で回答してもらえたり、質問に相槌を打ってもらえれば、嬉しいものです。

相手の目を見ながら、自然な笑顔、相槌を実践できれば、面接官の心象はグッとよくなり、 一生懸命さや積極性もアピールできます。

最後は意欲をまっすぐに伝える

転職面接では、これまでの経験や今後のキャリアプランももちろん重視されますが、 最終的には「この会社に入りたい」というまっすぐな気持ちが大切になります。 面接がどうしても苦手という人は、家族や友人に面接官になってもらい、実践的な練習を繰り返すことで場慣れする方法をお薦めします。また、転職エージェントキャリアコンサルタントに面接の傾向と対策を聞いてみるのも有効でしょう。

転職活動は、書類から面接まで全てが自分をアピールする場だと考えて、しっかりと準備、練習をし、 最後には、自分の熱意、意欲をうまく伝えられるように頑張りましょう。

本サイトにはプロモーションが含まれます。