転職相談室
Question
転職の活動方針が決まりません
こんにちは。よろしくお願いします。私は、フリーターで6年間仕事をしていました。
きちんと就職しなくてはと悩み、今の仕事からの脱却を考えたのですが私の好きな英語を使い海外の人と関われる仕事だったので、辞める思い切りができないでいる所に不景気で仕事の打ち切りになってしまいました。
今は次の仕事を探しているのですが、未経験からの私は、他の人との競争に負けてしまいます。どうも今の実力では無理のようです。
そこで他にも武器を作るしかないと思いました。そしてTOEICの点数ももっとあげて自分のレベルを上げるしかないと。
英語は、道具の一つであると思うので職業訓練所に通いWEBデザインを勉強しようと考えていますが、元はといえば、英語で海外の人と関わったり、マネージメントをしたいと考えているので行動がぶれてないかと気になります。また、その間就職はできず、バイトをしながらスキルをあげて勉強することになります。これ以上就職を先伸ばしして、結局仕事が手に入らなかったらと思うと不安で思いきることもできません。
6年間、必死に頑張ってきたのに結局時間だけが経ち経歴では何もならなかったんだと思います。
年齢もあるし、決断もできず、自分のこととはいえあまりにも展望があいまいで悩んでいます。
(29才・女・ちゅら)
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Answer
回答者 : 転職相談.jp編集長
メーカー系システムインテグレータに就職後、国内大手コンサルティング会社に転職。 2003年に株式会社Hayakawaを設立、自社及びクライアント企業において数多くの転職希望者との面接を経験。また、同時に経済産業省後援の起業家支援プロジェクトDREAMGATEに専門アドバイザーとして参加し、数多くの起業希望者から相談を受ける。 転職希望者、起業希望者から受ける相談及び面談件数は年間百件を超える。
ちゅら 様
ご相談ありがとうございます。転職相談.jp編集長の早川です。
まず、TOEICの点数を上げることは意味がないことではありませんが、それが就職活動に直結するかと言えば必ずしもそうとは言えません。英語が話せる方はたくさんいます。大切なのはTOEICの点数ではなく、見に付けたスキルをベースに何をしたいか(できるか)を明確にすることです。TOEICはプラスアルファの要素でしかないということを忘れないようにしましょう。
また、Webデザインを勉強すること自体悪いとは思いませんが、ちゅらさんがWebデザインをやってみたい、Webデザインを仕事にしたいと思っていることが大前提です。ただ就職するためだけにそのスキルを身につけたいと思ってもなかなか良い仕事はできませんし、長く続かない可能性が高いと思います。(※Webデザインを仕事にするということは、センスはもちろん、こつこととした努力(忍耐力)も必要です。多少勉強したからといってすぐに就職に有利になるほどのスキルが身に付くものでもありません。)
ちゅらさんが焦る気持ちもわかりますが、一度じっくり自分がこれから何の仕事をしたいのか、本気で向き合ってみてはいかがでしょうか?遠回りのように見えるかもしれませんが、今のちゅらさんにとって、それが前に進むための一番の近道ではないかと思います。
ちゅらさんがこれまでの6年間必死で頑張ってきたのであれば、それは確実にちゅらさんの力として蓄積されているはずです。
その6年間に何を学んだのか、そしてそれをこれから自分がやりたいと思う仕事の中でどう活かしていくのかをもう一度考えてみてください。就職の際、提出する職務経歴書にそれをしっかりと書き、面接の際も自分の思いをアピールしましょう。すぐに結果は出ないかもしれませんが、前向きに取り組んでいけば必ずチャンスは訪れるはずです。
今は辛い時期だと思いますが希望を捨てず頑張ってください。応援しています。