ミドルの転職で面接官がチェックするポイントとは?

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年末に冬のボーナスを受け取りほっと一息。年末年始を自宅や実家でのんびり過ごす中で今後どのような人生を歩んでいくのかを考え、来年の転職を決意したミドルの方も少なくないのではないでしょうか?

今回の転職相談ニュースは、ミドルの転職で面接官がチェックするポイントにフォーカス。エン・ジャパンが公表した最新の調査結果をもとに、要点をまとめていきます。

それでは早速2016年12月28日にエン・ジャパンが、転職コンサルタント104名を対象に行った「ミドルの面接で面接官が見ているポイント」の結果をご紹介します。

以下は「ミドルの面接時に、企業が重視している点」「ミドルの面接において、企業が重視している人柄」「ミドルの面接において、求職者がやってしまいがちな悪印象を与える行動」の上位5位を抜粋したものです。

ミドルの面接時に、企業が重視している点トップ5
1位 専門職種の知識・経験
2位 マネジメント能力
3位 人柄
4位 専門業種の知識・経験
5位 コミュニケーション能力
5位 前職での実績
ミドルの面接において、企業が重視している人柄トップ5
1位 柔軟性
2位 適応力
3位 主体性
4位 リーダーシップ
5位 ストレス耐性
ミドルの面接において、求職者がやってしまいがちな悪印象を与える行動
1位 ネガティブな転職理由
2位 応募先企業への理解不足
3位 横柄な受け答え
4位 知ったかぶり
5位 自分の業績のみのアピール

この結果からミドルが転職する際の注意点を考察していきます。まず「ミドルの面接時に、企業が重視している点」を見ると、1位から5位まで全てが仕事の現場で活きる内容になっていることがわかります。

これはつまり、ミドルの転職では何よりも即戦力として活躍できる人材かどうかが重視されていると断言して良いでしょう。

「ミドルの面接において、企業が重視している人柄」を見ると、1位が柔軟性、2位が適用力になっている点に注目です。ミドルの転職は専門性の高い人材が優遇されることは間違いありませんが、その一方で面接官は、その人材が新しい環境になじむことができるのか、また過去の経験からだけではなく、柔軟に物事を発想できるのかなどを注視していると言えるでしょう。

自分の専門性がいくら高かったとしても、新しい職場に適用できなければ、宝の持ち腐れです。ミドル層は自分に自信を持ち、転職に挑む傾向がありますが、それが慢心にならないよう注意が必要です。

最後の「ミドルの面接において、求職者がやってしまいがちな悪印象を与える行動」は、第二新卒の転職や20代で初めて転職を経験する人が注意すべきポイントと、ほぼ一致している点に驚きました。

ネガティブな転職理由をポジティブに変える、応募先企業の情報をしっかり調べた上で面接に臨むのは社会経験豊富なミドルであれば、まず最初に抑えておくべきポイントです。ミドルが転職するということは、20代の転職と比較しても何らかの大きな要因があるはずで、面接官もその理由を必ず聞いています。その際の準備を怠ると、思わずネガティブな転職理由が出てしまう可能性があります。また応募先の企業情報は最低限のビジネスマナーであり、自分の今後の人生を左右するかもしれない選択に手を抜くのはナンセンスです。ミドルの転職だからこそ、基本をしっかり押えておきましょう。

今回の調査結果はこれまでのミドルの転職の定説(即戦力と柔軟性のある人材重視)を裏付けるものとなっており、驚きはありませんが、数値として明確な結果が示されると、ポイントを踏まえた転職活動が可能になるはず。

転職を検討しているミドルは、本調査結果を参考に、転職活動をスタートしてみてはいかがでしょう?

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