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転職市場のこれからはどうなる?DODAが2016年下半期の転職市場予測を発表
転職エージェントサービス「DODA(デューダ)」を運営する株式会社インテリジェンス(現パーソルキャリア株式会社)が「転職市場予測2016下半期」を発表しました。7月から12月までの転職市場の動向を、11分野の業界・職種に分けて予測しており、転職を考えている人にとって大変興味深い内容となっています。
11分野のうち、求人数が「緩やかに増加」と予測されるのは4つ、「横ばい」と予想されるのは7つというように、求人数の伸び自体はややゆるやかではあるものの、今しばらくは転職市場の活況が続きそうです。
これらの求人の多くは、第二新卒や即戦力となる高度なビジネススキルの持ち主(マネジメント経験者等)をターゲットとしており、現在の転職市場でもっとも有利なのは、成長性のある若手、もしくは転職市場で幅広く通用する業務遂行力やマネジメントスキルを高いレベルで保持する人材です。
一方で、DODAの転職市場予測によると、今後は「テクノロジーに対応し、データを活用できるスキルの持ち主」に対する需要が大幅に伸びることが示唆されています。
例えば、顧客対応など比較的アナログな業務が中心と見られがちな販売・サービス職の分野においても、売上や顧客データの収集・分析など、IT化・Web化が求められます。
意識すべきポイントは、IoTやAI、ビッグデータといった“テクノロジーの活用”。これは、ITエンジニアや金融業界など特定の分野のみに必要なのではなく、全ての分野に遅かれ早かれテクノロジーを活用した業務改革が起こることを意味しており、転職を有利に進めるために欠かすことのできない知識の一つと言えるでしょう。
2015年後半から始まった転職市場の活況は、2016年後半も続くことが予想されます。
しかしながら、イギリスのEU離脱に伴う株価下落や、アベノミクスの経済効果に対する不信感など、日本経済に影を落とす要因が姿を見せ始めているのも事実です。
このような状況も見据え、転職を検討している人は今すぐにでも転職活動をスタートし、年内に内定を獲得できるよう計画的に動くことをおすすめします。
7月から9月は企業の求人が増加する転職シーズンでもあり、転職市場の追い風を上手に活用するチャンス。
転職エージェントや転職サイトには、求人情報だけでなく企業や業界の旬の情報も集まります。転職活動をする際は積極的にこれらを利用し、最新の転職市場の動向を把握しておくと良いでしょう。
転職市場で求められる人材となるためにも、転職を希望する業界の最新動向・キーワードを理解して、転職活動を成功させましょう。
パーソルキャリアが運営する転職サイト&転職エージェント。転職者が自分で求人を検索し応募する転職サイトとしての機能に加え、キャリアアドバイザーが求人紹介や模擬面接などのサポートを行う人材紹介サービスも利用できる。さらに、DODA独自の非公開求人も多数取り扱っており、一般には公開されていない求人にもアクセスが可能。
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