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DODAが「転職人気企業ランキング2016」を発表、転職したい企業1位はグーグル

転職エージェントサービス「DODA（デューダ）」を運営するインテリジェンス（現パーソルキャリア）が、2016年6月「DODA転職人気企業ランキング2016」の結果を発表しました。
転職したい企業1位はグーグルで、昨年2位（一昨年1位）からの返り咲きです。その評価のポイントは働きやすさ。同業種と比較して高めの報酬や手厚い福利厚生に加え、パーテーションのほとんどないフラットなオフィス、無料の社員食堂やフィットネスジム、あるいは職種・階級を意識せず誰もがコミュニケーションをとりアイデアを出し合える社内環境や、時短勤務・在宅勤務・フレックス制といった自由度の高い働き方など、ハード面・ソフト面の両方に快適に働くための工夫がたくさん盛り込まれており、外からの目だけでなく、実際に社員からも「最も働きやすい会社」という声があがっています。

6位の楽天は前回の11位から大きく順位を上げました。新本社へのオフィス移転により、カフェテリアや託児所、フィットネスクラブなどの施設を充実させたことがニュースとなり、これらが決め手となっているもようです。
そのほかにも順位を上げた企業は、労働時間の見直し（味の素、伊藤忠商事）や社員の待遇を重視する（カルビー）など働き方に関する情報を積極的に発信する傾向がみられます。また、新サービスを導入し世間の注目が集まっている企業（アマゾン ジャパン、ソフトバンク）も前回順位を大幅に上げる傾向が見られました。

転職における人気企業は現在の転職市場を反映します。現在は「ワークライフバランス」や「社員の労働環境」など働き方に対するニーズが高く、ランキング上位を獲得した企業はそこをポイントに評価されているようです。
人気が高いのは時代に合った魅力的な企業である証拠ですが、もちろんランキング上位に入った企業がすべての転職者にとってベストな企業とは限りません。転職を検討中の人は、ランキングの結果や投票理由に同意できるかできないか、自分であれば企業のどの部分により魅力を感じるか等を考えてみることも大切です。そうすることで、実際に転職する際の企業選びの参考にもなるでしょう。

ちなみに、DODAのランキング内では、ランクインした企業が求人中であれば、募集内容をチェックすることも可能です。人気企業と求人情報の両方を見ることができる便利なサイトを上手に活用してみてはいかがでしょうか。