退職時のトラブルに注意!30~40代が円満退職する方法
エン・ジャパンは、人材紹介集合サイト「ミドルの転職」を利用しているコンサルタント153名を対象に行った「円満退職」についての調査結果を発表しました。
参考:退職時のトラブル第1位は「企業からの強引な引き止め」。円満退職のために必要なこととは…?―『ミドルの転職』コンサルタントアンケート集計結果―
この調査結果によると、30~40代のミドル層が転職する際、退職時によくあるトラブルの主な原因として、以下の項目が挙げられています。
- 会社側からの強引な引き止めがあった
- 自分の業務の後任者が決まらない
また、転職相談.jpにも退職に関する以下のような相談が寄せられており、退職に関する悩みを抱える人が少なくないことがわかります。
- 退職届を提出した際、「給料を上げるから残るように」と強引に言われ、退職届を受け取ってもらえない
- 後任への引継ぎの関係で退職時期を1カ月延ばしてほしいと上司に言われ、希望する時期に退職することができない
退職の意思表示は、転職する際、もっとも緊張する作業の一つ。きちんと退職を受け入れてもらい、円満退職できることがベストです。しかし上記のように、退職の旨を伝えても、会社からの引き止めや、後任が決まらない等を理由に、なかなか退職を受け入れてもらえない場合も。
その際、大切なのは、強い意志を持ってきちんと退職の意思表示をすることです。もし、転職先が決まっていた場合、退職が遅れると入社時期にも影響が生じ、転職先に大きな迷惑をかけることになります。場合によっては、内定を取り消されることにもなりかねません。また、一度、辞めるという意思表示をした後に、今の会社に残るという選択をした場合、職場の居心地が悪くなる可能性も考えられます。
今の会社の意見に関わらず、自分は転職して次の職場で頑張りたいということをきちんと伝えることが大切です。加えて、日ごろから上司や上長とコミュニケーションを取り、相談しやすい環境を作っておくことも、退職時のトラブルを避け、円満退職するためのポイントと言えるでしょう。