話題の「嫁ブロック」とは?家族に転職を反対されたときの対処法

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嫁ブロックとは?

嫁ブロックとは「転職をする際、妻から反対される」こと。例えば、「内定はもらったけれど、嫁ブロックされて辞退してしまった」という風に使います。

この嫁ブロックという言葉は数年前からじわじわと転職業界に浸透し、2016年のSMAP解散騒動の際には、キムタク残留の裏に、工藤静香の嫁ブロックがあったと噂されました。

実際に、転職口コミサイト「転職会議」が1,800名に調査した結果によると、「妻から転職を反対されたことがある人」は約3割、「妻に相談した結果応募先企業を辞退したことがある人」も約3割という結果がでており、嫁ブロックを経験している人が一定数いるということがわかります。

家族の反対を避けるためには

転職を反対するのは妻だけではありません。転職相談.jpに寄せられた相談の中には、希望の企業から内定が出たものの、残業時間を理由に夫から反対されたという方も。また、逆に妻が転職を促すケースもあり、妻が常に転職を反対するわけではありません。

問題の本質は「夫婦で転職について納得行くまで話し合っていないこと」。転職会議を運営するリブセンスの石渡氏は、相談せずに採用活動を進め、内定が出てから妻に打ち明けた結果猛反対をくらうケースが目立つと言います。転職前に妻・夫と相談し、年収や残業時間、勤務地について統一見解を持つことは必須といえそうです。

また、その話し合いの際には、あくまで論理的に配偶者の不安に対峙することが大切
例えば、嫁ブロックが発生するケースとして「年収が下がる」ことが挙げられます。配偶者からすると、世帯の収入減少はマイホーム計画や子供の進学、老後の費用など将来設計に関わる大事な問題。年収が下がっても、希望の仕事に転職したいと願うのであれば、「やりがいがある仕事だから」という感情の面だけではなく、転職後の年収でも問題なく生活費や教育費をまかなえることを論理的に説明する必要があるでしょう。

冒頭にも紹介した転職会議の調査では、当初転職に反対した妻も、最終的には約9割が転職を応援してくれたという結果に。どうせ反対されるからと黙って転職を進めるのではなく、まずは話し合うことから始めてみましょう。