40代は生き方を考えるターニングポイント? 「40代キャリア限界説」

40代は生き方を考えるターニングポイント? 「40代キャリア限界説」・メインイメージ

「40代を迎えた会社員にキャリアの限界が訪れている」 東洋経済で連載を執筆する佐藤留美さんは、40代になり会社や組織に居心地の悪さを感じ始める人が多いと伝えています。

会社で順調に出世して、幹部に昇進できる人は限られています。いわゆる「出生街道」に乗れなかった人は、子会社への出向や関連会社への転籍を言い渡されることも少なくありません。また、責任のある立場についても、リーダーシップやマネジメント能力に自信が持てず、仕事についていけないと感じる人もいるでしょう。

現代のキャリア事情が厳しくなっていることは、2013年の厚生労働省の調査でも明らかになっています。その調査では50歳以上で管理職についていない人の割合は55%と約半数を超え、20年前よりも8.9ポイント上昇。50代以上の会社員の2人に1人が役職を持っていないことになります。

がむしゃらにがんばった時期も過ぎ、将来のキャリアに限界点が見え始める40代は、改めて会社との関係・キャリアを考えるターニングポイントでもあります

仕事第一の生き方を変え家族との時間や趣味の時間を充実させたり、やりがいのある仕事への転職や起業にチャレンジするのも人生を豊かにする1つの方法です。

孔子の言葉に「40にして惑わず」とはありますが、社会価値観がめまぐるしく変化する現代においては40代を迎えてからも悩みは尽きません。人生の折り返し地点を節目に一度立ち止まって働き方についてよく考えてみてはいかがでしょう。